コンフィグレーションガイド Vol.3

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30.5.2 冗長経路(障害などによる経路切り替え)

本装置でIPv6マルチキャスト経路が冗長経路になっている場合,次の点に注意してください。

<この項の構成>
(1) IPv6 PIM-SMの使用
(2) IPv6 PIM-SSMの使用

(1) IPv6 PIM-SMの使用

IPv6 PIM-SMの場合,次に示す経路切り替えでIPv6マルチキャスト通信が再開するまで時間が掛かるので注意してください。なお,時間の表示では送信元のネットワーク情報(ユニキャストルーティング情報)切り替え時間をUと表します。

ここに記述する時間は,本装置が切り替えに掛かる時間です。そのため,実際にマルチキャスト中継が再開するには,本装置が上流ルータに対して接続要求を送信してから上流からマルチキャストデータが到着するまでの「加入通知時間」が掛かります。

障害による冗長経路切り替えだけでなく,構成変更によって意識的に経路切り替えを行った場合も,IPv6マルチキャスト通信がこれらの時間停止することがあります。システムの構成変更は計画的に実施してください。

特にランデブーポイントおよびBSRを別装置に変更する場合は,新しいランデブーポイントおよびBSRのコンフィグレーションのpriority値を古いランデブーポイントおよびBSRの値よりも優先度が高くなるように設定してください。

(2) IPv6 PIM-SSMの使用

IPv6 PIM-SSMの場合,次に示す経路切り替えでIPv6マルチキャスト通信が再開するまで時間が掛かるので注意してください。なお,時間の表示では送信元のネットワーク情報(ユニキャストルーティング情報)切り替え時間をUと表します。

ここに記述する時間は,本装置が切り替えに掛かる時間です。そのため,実際にマルチキャスト中継が再開するには,本装置が上流ルータに対して接続要求を送信してから上流からマルチキャストデータが到着するまでの「加入通知時間」が掛かります。

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