コンフィグレーションガイド Vol.3

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10.3.1 OSPFインタフェース種別

OSPFでは,OSPFパケットの送受信上,ルータ間を接続するインタフェースを3種類に分類します。

<この項の構成>
(1) マルチホーム・ネットワーク
(2) OSPFを使用するインタフェースの設定についての注意事項

(1) マルチホーム・ネットワーク

本装置では,インタフェースに設定したセカンダリアドレス上でもOSPFを動作させることができます。このような構成において,マルチホーム接続されたルータ間で複数のIPネットワーク上でOSPFを使用する場合,次のことに注意してください。

(2) OSPFを使用するインタフェースの設定についての注意事項

OSPFでは,インタフェースに設定してある送信時パケットの最大長(MTU)と同じ長さのパケットを送信する場合があります。ここで,受信側のインタフェースに設定してある受信時パケットの最大長(MRU:特に記述がなければ,MTUと同一)よりも長い場合,通常のトラフィックでは顕在化しないルータ間の相互通信不可能の問題が発生することがあります。そのため,OSPFを使用する場合は,特にすべてのネットワークおよびネットワークに接続しているすべてのルータのインタフェースについて,MTUがほかのすべてのインタフェースのMRU以下に設定してあることの確認をお勧めします。

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