コンフィグレーションガイド Vol.1

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16.1.1 概要

ソフトウェアのアップデートとは,旧バージョンのソフトウェアから新バージョンのソフトウェアにバージョンアップすることを指します。ソフトウェアをアップデートするには,リモート運用端末やMCからアップデートファイルを本装置に転送し,運用コマンドppupdateを実行します。アップデート時,装置管理のコンフィグレーションおよびユーザ情報(ユーザアカウント,パスワードなど)はそのまま引き継がれます。

<この項の構成>
(1) リモート運用端末からのアップデート
(2) MCによるアップデート
(3) スタック構成でのアップデート

(1) リモート運用端末からのアップデート

PCなどのリモート運用端末からアップデートする流れを次の図に示します。

図16-1 リモート運用端末からアップデートする流れ

[図データ]

  1. アップデートファイルをftpでリモート運用端末から本装置に転送します。
  2. 本装置にログイン後,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。

(2) MCによるアップデート

MCを使用してアップデートする流れを次の図に示します。

図16-2 MCを使用してアップデートする流れ

[図データ]

  1. アップデートファイルが格納されているMCを本装置に挿入します。
  2. アップデートファイルをMCから本装置にコピー(cp)します。
  3. 本装置にログイン後,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。

(3) スタック構成でのアップデート

スタック構成でアップデートする流れを次の図に示します。

図16-3 スタック構成でアップデートする流れ

[図データ]

  1. アップデートファイルを,ftpまたはMCでマスタスイッチに転送します。
  2. マスタスイッチからマスタ以外のスイッチへ,アップデートファイルをコピー(cp)します。
  3. マスタ以外のスイッチに対して,運用コマンドremote commandを使用してアップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
  4. マスタスイッチに対して,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。

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