コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

[目次][索引][前へ][次へ]


web-authentication ip address

Web認証専用のIPアドレスを設定します。

本コマンドで設定した専用IPアドレスによって,認証前端末からのログイン操作,認証後端末のログアウト操作を装置内同一IPアドレスで操作できます。

レガシーモード以外では必ず設定してください。

また,Web認証専用のIPアドレスに対応するFQDN(Fully Qualified Domain Name)を設定します。

なお,本コマンドで設定したIPアドレスは,authentication ip access-groupコマンドのフィルタ条件で指定した宛先IPアドレスの対象とはなりません。

[入力形式]

情報の設定・変更
web-authentication ip address <authentication address> [fqdn <fqdn>]

情報の削除
no web-authentication ip address

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<authentication address>
Web認証専用のIPアドレスを設定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    <authentication address>にIPv4アドレス(ドット記法)を指定します。
    次に示す値は設定できません。
    ・ループバックインタフェースに設定したIPアドレス
    ・各インタフェースに設定したサブネットに含まれるIPアドレス

fqdn <fqdn>
Web認証専用IPアドレスに対応するFQDNを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    FQDNが設定されていないものとします。
  2. 値の設定範囲
    1〜255文字の文字列をダブルクォート(")で囲んで指定します。入力可能な文字は,英数字,ピリオド(.)およびハイフン(-)です。だたし,先頭文字は英数字だけ使用できます。なお,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。

[コマンド省略時の動作]

Web認証専用のIPアドレスは設定されません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,運用コマンドrestart web-authentication web-serverによるWebサーバの再起動後に反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドで設定したIPアドレスは,装置内でのWeb認証アクセス専用として使用されるため,装置外には送出されません。
  2. 本コマンドの設定および削除後は,認証途中のユーザは再度ログイン操作を行ってください。
  3. 本コマンドで設定および削除を行った場合は,直ちに運用コマンドrestart web-authentication web-serverでWebサーバの再起動を行ってください。
  4. レガシーモードの状態(web-authentication portコマンドが一つも設定されていない状態)で,本コマンド設定後にweb-authentication portコマンドを設定した場合は,運用コマンドrestart web-authentication web-serverでWebサーバを再起動してください。
    また,本コマンドの削除前にレガシーモードの状態(web-authentication portコマンドをすべて削除した状態)だった場合も,運用コマンドrestart web-authentication web-serverでWebサーバを再起動してください。

[関連コマンド]

web-authentication system-auth-control

web-authentication port

[目次][前へ][次へ]


[商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2011, 2020, ALAXALA Networks, Corp.