コンフィグレーションガイド Vol.3
OSPFを適用したインタフェースでは,コンフィグレーションのデフォルト値に従って,Helloパケットの送信などを行います。priorityやpassive-interfaceコマンドを設定することで,動作を変えることができます。
- <この項の構成>
- (1) 指定ルータになる優先度
- (2) パッシブインタフェース
(1) 指定ルータになる優先度
接続しているルータ数が多いネットワークでは,指定ルータの負荷は高くなります。そのため,このようなネットワークに複数接続しているルータが存在する場合,このルータが複数のネットワークの指定ルータにならないように,priorityを設定することをお勧めします。
- [設定のポイント]
- priorityは,値が大きいほど優先度が高くなります。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface vlan 1
(config-if)# ip ospf 1 area 0
(config-if)# ip ospf priority 10
priorityを10に設定します。
(2) パッシブインタフェース
- [設定のポイント]
- passive-interfaceコマンドを使用します。ip ospf costコマンドを指定した場合,指定したコスト値で直結経路を広告します。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface vlan 2
(config-if)# ip ospf 1 area 0
(config-if)# ip ospf cost 10
(config-if)# exit
OSPFを適用します。
- (config)# router ospf 1
(config-router)# passive-interface vlan 2
VLAN2をパッシブインタフェースに設定します。
All Rights Reserved, Copyright(C), 2011, 2020, ALAXALA Networks, Corp.