コンフィグレーションガイド Vol.1

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27.1.7 モードとリングポートに関する設定(シングルリングと共有リンクなしマルチリング構成)

シングルリング構成を「図27-1 シングルリング構成」に,共有リンクなしマルチリング構成を「図27-2 共有リンクなしマルチリング構成」に示します。

図27-1 シングルリング構成

[図データ]

図27-2 共有リンクなしマルチリング構成

[図データ]

シングルリング構成と共有リンクなしマルチリング構成での,マスタノード,およびトランジットノードに関するモードとリングポートの設定は同様になります。

<この項の構成>
(1) マスタノード
(2) トランジットノード

(1) マスタノード

[設定のポイント]
リングでの本装置の動作モードをマスタモードに設定します。イーサネットインタフェースまたはポートチャネルインタフェースをリングポートとして指定します。リングポートは一つのリングに対して二つ設定してください。「図27-1 シングルリング構成」ではM3ノード,「図27-2 共有リンクなしマルチリング構成」ではM1およびM6ノードがこれに該当します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# axrp 2
    (config-axrp)# mode master
    リングID 2の動作モードをマスタモードに設定します。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 1/0/1
    (config-if)# axrp-ring-port 2
    (config-if)# exit
    (config)# interface gigabitethernet 1/0/2
    (config-if)# axrp-ring-port 2
    ポート1/0/1および1/0/2のインタフェースモードに移行し,該当するインタフェースをリングID 2のリングポートとして設定します。
     

[注意事項]
スタックを構成するメンバスイッチ1台に対して,同じリングIDのリングポートを設定できるのは一つのインタフェースだけです。二つ目のリングポートは,別のメンバスイッチのインタフェースに設定してください。

(2) トランジットノード

[設定のポイント]
リングでの本装置の動作モードをトランジットモードに設定します。イーサネットインタフェースまたはポートチャネルインタフェースをリングポートとして指定します。リングポートは一つのリングに対して二つ設定してください。「図27-1 シングルリング構成」ではT1,T2およびT4ノード,「図27-2 共有リンクなしマルチリング構成」ではT2,T3,T4,T5およびT7ノードがこれに該当します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# axrp 2
    (config-axrp)# mode transit
    リングID 2の動作モードをトランジットモードに設定します。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 1/0/1
    (config-if)# axrp-ring-port 2
    (config-if)# exit
    (config)# interface gigabitethernet 1/0/2
    (config-if)# axrp-ring-port 2
    ポート1/0/1および1/0/2のインタフェースモードに移行し,該当するインタフェースをリングID 2のリングポートとして設定します。
     

[注意事項]
スタックを構成するメンバスイッチ1台に対して,同じリングIDのリングポートを設定できるのは一つのインタフェースだけです。二つ目のリングポートは,別のメンバスイッチのインタフェースに設定してください。

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