コンフィグレーションガイド Vol.1

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16.1.4 省電力機能に関する注意事項

<この項の構成>
(1) スケジューリングを使用した省電力機能に関する注意事項
(2) スケジュール時間帯の開始・終了時間の誤差に関する注意事項
(3) 装置スリープ機能に関する注意事項
(4) 装置スリープ機能とDHCP snoopingとの共存

(1) スケジューリングを使用した省電力機能に関する注意事項

(2) スケジュール時間帯の開始・終了時間の誤差に関する注意事項

スケジューリングではソフトウェアのタイマを使用しているため,CPUの負荷が高い場合などに,スケジュール時間帯の開始または終了が設定した時間とずれるおそれがあります。このずれは,通常1分を超えることはありません。また,スケジューリングによってポートの電力供給をOFFにしていた場合,スケジュールが終了してから実際に通信できるまでネットワークの構成に応じた時間が必要です。省電力機能のスケジューリングでは余裕を持った時間を設定してください。

(3) 装置スリープ機能に関する注意事項

スケジュール機能で装置スリープ機能を実行する場合は,次の点に注意してください。

(4) 装置スリープ機能とDHCP snoopingとの共存

装置スリープ機能とDHCP snoopingが共存する場合は,装置スリープ状態となる時間がDHCPサーバから配布するIPアドレスのリース時間より長くなるように設定してください。装置スリープ状態となる時間がリース時間より短いと,装置スリープ解除時にバインディングデータベースを復元できないために,DHCPクライアントから通信できなくなるおそれがあります。

通信できなくなった場合は,DHCPクライアント側でIPアドレスを解放および更新してください。例えば,Windowsの場合,コマンドプロンプトからipconfig /releaseを実行したあとに,ipconfig /renewを実行します。これによって,バインディングデータベースに端末情報が再登録され,DHCPクライアントから通信できるようになります。

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