show ip interface ipv4-unicast
ユニキャストルーティングプログラムが認識している本装置のインタフェース情報を表示します。
[入力形式]
show ip interface ipv4-unicast [{<interface type> <interface number> | <index>}][入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- {<interface type> <interface number> | <index>}
-
- <interface type> <interface number>
-
当該インタフェースの詳細情報を表示します。
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
-
VLANインタフェース
-
ループバックインタフェース
-
Nullインタフェース
-
マネージメントポート
-
- <index>
-
本パラメータを指定した場合,当該インタフェースの詳細情報を表示します。
<index>にはインタフェースに付加されたインデックス番号を指定します。
インデックス番号はインタフェース一覧表示(パラメータ指定:なし)で表示できます。
- 本パラメータ省略時の動作
-
すべてのインタフェースのサマリー情報を表示します。
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチだけで有効な情報を取得できます。
[実行例1]
>show ip interface ipv4-unicast Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC #Index Name Local Remote Flags #1 VLAN0010 158.214.2.64/24 158.214.2.255 Up Broadcast #3 VLAN0012 192.168.214.22/24 170.32.21.34 Up Broadcast #2564 localhost 127.0.0.1/8 127.0.0.1 Up Loopback > |
[実行例1の表示説明]
|
表示項目 |
意味 |
表示詳細情報 |
|---|---|---|
|
VRF【SL-L3A】 |
VRF ID |
対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 |
|
Index |
インデックス番号 |
− |
|
Name |
インタフェース名称 |
− |
|
Local |
インタフェース・アドレスおよびマスク長 |
− |
|
Remote |
リモート・アドレス |
Broadcast時:ブロードキャスト・アドレス |
|
Flags |
インタフェース・フラグ |
Up |
|
PointToPoint |
||
|
Broadcast |
||
|
Loopback |
||
|
Allmulti |
||
|
NoRoute |
||
|
NoAge |
||
|
Delete |
||
|
Null |
[実行例2]
>show ip interface ipv4-unicast vlan 10
Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC
VLAN0010 Index: 1
Change: <> State: <Up Broadcast>
Refcount: 2 Up-down Transitions: 0
INET 192.168.0.64 Metric: 0 MTU: 1500
Refcount: 3 Distance: 0 Down: 120
Change: <> State: <Up Broadcast>
Broadcast Address: 192.168.0.255 Local Address: 192.168.0.64
Subnet Number: 192.168 Subnet Mask: 255.255.255
Route: 192.168/24
Autonomous System: 0
Routing Protocol Active: RIP
Protocol: RIP Metric In: 1 Metric Out: 0 State: <>
> |
[実行例2の表示説明]
|
表示項目 |
意味 |
表示詳細情報 |
|---|---|---|
|
− |
インタフェース名称 |
− |
|
Index |
インデックス番号 |
− |
|
Change |
インタフェースの変化状態 |
Refresh:変更なし Add:インタフェースの追加 Delete:インタフェースの削除 UpDown:インタフェース状態の変更 Netmask:ネットマスクの変更 Metric:メトリックの変更 Broadcast:ブロードキャストまたは通信相手アドレスの変更 MTU:MTU長の変更 Address:ローカルまたはリンクレベルアドレスの変更 |
|
State |
インタフェースの状態 |
Up |
|
PointToPoint |
||
|
Broadcast |
||
|
Loopback |
||
|
Allmulti |
||
|
NoRoute |
||
|
NoAge |
||
|
Delete |
||
|
Null |
||
|
Refcount |
参照カウンタ |
− |
|
Up-down Transitions |
インタフェースの状態変化回数 |
インタフェースがアップ状態からダウン状態に変化した回数 |
|
インタフェースアドレス |
タイプとアドレス |
UNSPEC:指定なし INET:IPv4アドレス LINK:リンクレイヤ |
|
アドレスごとの項目を以下に示します |
||
|
Metric |
インタフェースのメトリック |
− |
|
MTU |
最大送信データ長(バイト) |
インタフェースがダウンしているときは"-"を表示します。 |
|
VRF【SL-L3A】 |
VRF ID |
対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 |
|
Refcount |
参照カウンタ |
− |
|
Distance |
アップ状態にあるインタフェースでの経路情報のディスタンス |
− |
|
Down |
ダウン状態にあるインタフェースでの経路情報のディスタンス |
− |
|
Change |
アドレスの変化状態 |
上記Change参照 |
|
State |
アドレスの状態 |
上記State参照 |
|
Broadcast Address |
ブロードキャストアドレス |
− |
|
Local Address |
ローカルアドレス |
− |
|
Subnet Number |
サブネットアドレス |
− |
|
Subnet Mask |
サブネットマスク |
− |
|
Route |
経路情報 |
宛先アドレス/マスク長 |
|
Autonomous System |
AS番号 |
− |
|
Routing Protocols Active |
動作中のルーティングプロトコル |
OSPF |
|
RIP コンフィグレーションコマンドでpassive-interfaceを指定したRIPインタフェースは表示されません。 |
||
|
Any |
||
|
動作中のルーティングプロトコルごとの項目を以下に示します。 |
||
|
Protocol |
プロトコル名称 |
− |
|
Metric In |
RIPで受信した経路情報に加算するメトリック |
− |
|
Metric Out |
RIPで送信する経路情報に加算するメトリック |
− |
|
State |
RIPのプロトコル情報のフラグ |
MetricIn:MetricInフィールドが有効 MetricOut:MetricOutフィールドが有効 NoOut:RIPパケットを送信しない V2Multicast:マルチキャストアドレスのRIP-2パケットを取り扱う V2Broadcast:ブロードキャストアドレスのRIP-2パケットを取り扱う |
|
OSPFのプロトコル情報フラグ |
AllSPF:allspfマルチキャストアドレスのOSPFパケットを取り扱う AllDR:allDRマルチキャストアドレスのOSPFパケットを取り扱う |
|
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
|
項番 |
メッセージ |
内容 |
|---|---|---|
|
1 |
connection failed to rtm |
ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
|
2 |
IP routing is not configured. |
ルーティングプロトコルが設定されていません。 コンフィグレーションを確認してください。 |
|
3 |
No response from rtm. |
ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
|
4 |
no such interface"<interface name>" |
設定されていないインタフェースが指定されました。 <interface name>:指定されたインタフェースに付与するインタフェース名 |
|
5 |
program error occurred: <Error Message> |
プログラムエラーが発生しました。 コマンドを再実行してください。 <Error Message>:エラー部位 |
[注意事項]
なし