運用コマンドレファレンス Vol.2


パラメータに指定できる値

パラメータに指定できる値を,次の表に示します。

表1‒4 パラメータに指定できる値

パラメータ種別

説明

入力例

名前

アクセスリストの名称などは,1文字目は英字,2文字目以降は英数字とハイフン(-),アンダースコア(_),ピリオド(.)で指定できます。

なお,コマンド入力形式上,名前またはコマンド名・パラメータ(キーワード)のどちらでも指定できる部分で,コマンド名・パラメータ(キーワード)と同一の名前を指定した場合,コマンド名・パラメータ(キーワード)が指定されたとみなされます。

ip access-list standard inbound1

MACアドレス,

MACアドレスマスク

2バイトずつ16進数で表し,この間をドット(.)で区切ります。

1234.5607.08ef

0000.00ff.ffff

IPv4アドレス,

サブネットマスク

1バイトずつ10進数で表し,この間をドット(.)で区切ります。

192.168.0.14

255.255.255.0

IPv6アドレス

2バイトずつ16進数で表し,この間をコロン(:)で区切ります。

3ffe:501:811:ff03::87ff:fed0:c7e0

fe80::200:87ff:fe5a:13c7

インタフェース名称付きIPv6アドレス(リンクローカルアドレスだけ)

IPv6アドレスの後部にパーセント(%)をはさんでインタフェース名称を指定します。このパラメータ種別で使えるIPv6アドレスはリンクローカルアドレスだけです。

fe80::200:87ff:fe5a:13c7%VLAN0001

■<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の範囲

パラメータ<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の値の範囲を次の表に示します。なお,スタック未対応コマンドの場合は,<switch no.>を含まない形式で指定します。

表1‒5 AX3660Sの<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の値の範囲

モデル

値の範囲

<switch no.>

<nif no.>

<port no.>

AX3660S-24T4X

1〜2

0

1〜30

AX3660S-24T4XW

1〜30

AX3660S-48T4XW

1〜54

AX3660S-16S4XW

1〜46

AX3660S-24S8XW

1〜46

AX3660S-48XT4QW

1〜52

AX3660S-24X4QW

1〜52

AX3660S-48X4QW

1〜52

■<port list>の指定方法

<port list>には,<switch no.>/<nif no.>/<port no.>の形式でハイフン(-),コンマ(,),アスタリスク(*)を使用して複数のポートを指定できます。また,パラメータ<switch no.>/<nif no.>/<port no.>と同様に一つのポートも指定できます。指定値の範囲は,前述の<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の範囲に従います。

[ハイフンまたはコンマによる範囲指定の例]
スタック対応コマンドの場合

1/0/1-3,5:スイッチ番号にはハイフン(-)を指定できません。

スタック未対応コマンドの場合

0/1-3,5

[アスタリスクによる範囲指定の例]
スタック対応コマンドの場合

1/*/*:装置の全ポートを指定。なお,スイッチ番号にはアスタリスク(*)を指定できません。

スタック未対応コマンドの場合

*/*:装置の全ポートを指定

■<channel group number>の範囲

<channel group number>の値の範囲を次の表に示します。

表1‒6 <channel group number>の値の範囲

項番

モデル

値の範囲

1

全モデル共通(スタック構成時)

1〜96

2

全モデル共通(スタンドアロン時)

1〜48

■<channel group list>の指定方法

<channel group list>には,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のチャネルグループ番号を指定できます。また,一つのチャネルグループ番号も指定できます。指定値の範囲は,コンフィグレーションコマンドで設定されたチャネルグループ番号になります。

[ハイフンまたはコンマによる範囲指定の例]

1-3,5,10

■<vlan id>の範囲

<vlan id>の値の範囲は1〜4094です。

■<vlan id list>の指定方法

<vlan id list>には,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のVLAN IDを指定できます。また,一つのVLAN IDも指定できます。指定値の範囲は,VLAN ID=1(デフォルトVLANのVLAN ID)およびコンフィグレーションコマンドで設定されたVLAN ID値になります。

[ハイフンまたはコンマによる範囲指定の例]

1-3,5,10

■<vni list>の指定方法【SL-L3A】

<vni list>には,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のVNIを指定できます。また,一つのVNIも指定できます。指定値の範囲は,コンフィグレーションコマンドで設定されたVNIになります。なお,一度に指定できるVNIの数は,最大8191です。

[ハイフンまたはコンマによる範囲指定の例]

1-3,5000,1010020-1010049

■<loopback id>の範囲【SL-L3A】

<loopback id>の値の範囲は1〜256です。

■インタフェースの指定方法

インタフェース種別グループに対応するパラメータ<interface type> <interface number>の指定方法を次の表に示します。

表1‒7 インタフェースの指定方法

インタフェース種別

グループ

<interface type>に指定する

インタフェース名

<interface number>に指定する

インタフェース番号

イーサネットインタフェース

gigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

tengigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

fortygigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

hundredgigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

ポートチャネルインタフェース

port-channel

<channel group number>

VLANインタフェース

vlan

<vlan id>

ループバックインタフェース

loopback

0

<loopback id>【SL-L3A】

Nullインタフェース

null

0

マネージメントポート

mgmt

0