restart vlan
VLANプログラムを再起動します。
[入力形式]
restart vlan [switch <switch no.>] [mac-manager] [-f] [core-file]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- switch <switch no.>
 - 
                  
指定したスイッチ番号のメンバスイッチに対してコマンドを実行します。
本パラメータは,スタック構成時のマスタスイッチで指定できます。指定できる値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- 本パラメータ省略時の動作
 - 
                        
自装置に対してコマンドを実行します。
 
 - mac-manager
 - 
                  
VLANプログラムのMAC管理プログラム(MAC VLAN設定時に動作)を再起動します。
- 本パラメータ省略時の動作
 - 
                        
VLANプログラムを再起動します。MAC管理プログラムが動作中であれば,あわせて再起動します。
 
 - -f
 - 
                  
再起動確認メッセージなしで,VLANプログラムを再起動します。
- 本パラメータ省略時の動作
 - 
                        
確認メッセージを出力します。
 
 - core-file
 - 
                  
再起動時にVLANプログラムのコアファイルを出力します。
- 本パラメータ省略時の動作
 - 
                        
コアファイルを出力しません。
 
 - すべてのパラメータ省略時の動作
 - 
                  
再起動確認メッセージを出力したあと,VLANプログラムを再起動します。
 
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチからスタックを構成しているメンバスイッチのスイッチ番号を指定してコマンドを実行できます。
なお,remote commandコマンドも使用できます。
remote command <switch no.> restart vlan [mac-manager] [-f] [core-file]
[実行例]
> restart vlan VLAN Program restart OK? (y/n): y >  | 
               
> restart vlan mac-manager L2 Mac Manager restart OK? (y/n): y >  | 
               
> restart vlan -f >  | 
               
[表示説明]
なし
[通信への影響]
すべてのイーサネットインタフェースが再初期化され,VLANを構成しているポートで一時的にデータ送受信不可となります。
また,スタック機能が動作しているメンバスイッチに対して本コマンドを実行した場合,対象のメンバスイッチが再起動します。このとき,通信が一時的に中断します。
[応答メッセージ]
| 
                         メッセージ  | 
                     
                         内容  | 
                  
|---|---|
| 
                         Can't execute for accounts mismatch.  | 
                     
                         バックアップスイッチのアカウントが不一致のため,本コマンドを実行できません。アカウントを操作するコマンド(adduser,rmuser,password,clear password)を実行して,アカウントを同期してください。  | 
                  
| 
                         Can't execute.  | 
                     
                         コマンドを実行できません。再実行してください。  | 
                  
| 
                         No such Switch <switch no.>.  | 
                     
                         指定されたスイッチ番号が存在しません。指定パラメータを確認して再実行してください。 また,メンバスイッチの追加直後などは,コマンドを実行できないことがあります。その場合は,再実行してください。 <switch no.>:スイッチ番号  | 
                  
| 
                         Switch <switch no.> was deleted from stack.  | 
                     
                         メンバスイッチはスタック構成から削除されました。 <switch no.>:スイッチ番号  | 
                  
[注意事項]
- 
                  
コアファイルの格納ディレクトリおよび名称は,次のとおりになります。
格納ディレクトリ:/usr/var/core/
コアファイル:nimd.core,L2MacManager.core
指定ファイルがすでに存在する場合は無条件に上書きするので,必要ならば,ファイルをあらかじめバックアップしておいてください。
 - 
                  
すべてのイーサネットインタフェースを再初期化するため統計情報はクリアされます。
 - 
                  
restart unicastコマンドを実行した直後に本コマンドを実行した場合,IPv4またはIPv6の経路表が数分間安定しないことがあります。restart unicastコマンドを実行後,5分以上経過してから本コマンドを実行してください。
 - 
                  
スタック機能が動作しているメンバスイッチに対して本コマンドを実行した場合,対象のメンバスイッチが再起動します。