運用コマンドレファレンス Vol.1


show vlan mac-vlan

MAC VLANに登録されているMACアドレスを表示します。

[入力形式]

show vlan mac-vlan [<vlan id list>] [{ static | dynamic }]
show vlan mac-vlan <mac>

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<vlan id list>

指定VLAN ID(リスト形式)に関するMAC VLAN情報を一覧表示します。

<vlan id list>の指定方法については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。ただし,このコマンドでデフォルトVLAN(VLAN ID=1)は指定できません。

{ static | dynamic }
static

コンフィグレーションで登録されているMACアドレス情報を表示します。

ハードウェアの条件によって無効になっているMACアドレス情報も表示します。

dynamic

L2認証機能で登録されているMACアドレス情報を表示します。コンフィグレーションとの二重登録により無効になっているMACアドレス情報も表示します。

<mac>

指定されたMACアドレスが登録されているVLANを表示します。

コンフィグレーションとL2認証機能との二重登録により無効になっているMACアドレス情報も表示します。

ハードウェアの条件によって無効になっているコンフィグレーションのMACアドレス情報も表示します。

[スタック構成時の運用]

未サポートです。

[実行例]

設定してある全VLANの中で,MAC VLANに関する表示実行例を次の図に示します。

図24‒10 MAC VLAN情報表示結果画面
> show vlan mac-vlan
Date 20XX/09/21 14:15:00 UTC
VLAN counts:2    Total MAC Counts:5
VLAN ID:100     MAC Counts:4
   0012.e200.0001 (static)    0012.e200.0002 (static)
   0012.e200.0003 (static)    0012.e200.0004 (dot1x)
VLAN ID:200     MAC Counts:1
   0012.e200.1111 (dot1x)
>
図24‒11 dynamicを指定したMAC VLAN情報表示結果画面
> show vlan mac-vlan dynamic
Date 20XX/09/21 14:15:00 UTC
VLAN counts:2    Total MAC Counts:3
VLAN ID:100     MAC Counts:2
 * 0012.e200.0003 (dot1x)    0012.e200.0004 (dot1x)
VLAN ID:200     MAC Counts:1
 0012.e200.1111 (dot1x)
>
図24‒12 MACアドレスを指定したMAC VLAN情報表示結果画面
> show vlan mac-vlan 0012.e200.0003
Date 20XX/09/21 14:15:00 UTC
VLAN counts:1    Total MAC Counts:2
VLAN ID:100     MAC Counts:2
  0012.e200.0003 (static)   * 0012.e200.0003 (dot1x)
>

[表示説明]

表24‒8 MAC VLANの表示項目

表示項目

意味

表示詳細情報

VLAN Counts

表示対象MAC VLAN数

Total MAC Counts

表示MACアドレス数

表示しているMACアドレスの数

ハードウェアに設定済みの有効エントリ(表示しているMACアドレスにアスタリスク(*)が付加されていない)数と,ハードウェアに設定されていない無効エントリ(表示しているMACアドレスにアスタリスク(*)が付加されている)数を加えた総数

VLAN ID

VLAN情報

VLAN ID

MAC Counts

VLANごとの表示MACアドレス数

対象のVLANで表示しているMACアドレスの数

<MACアドレス>(type)

登録MACアドレス

type:登録元の機能を表示します。

 static:コンフィグレーションによる登録を示します。

 dot1x:IEEE802.1Xによる登録を示します。

 wa:Web認証による登録を示します。

 macauth:MAC認証による登録を示します。

*:以下のどちらかの場合にはアスタリスク(*)が付加されます。

・同一MACアドレスがコンフィグレーションによる登録とダイナミックな登録での二重登録になっている場合のダイナミックエントリ

・収容条件によってハードウェア上に登録されていないエントリ

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表24‒9 show vlan mac-vlanコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

Connection failed to L2 Mac Manager.

L2 Mac Managerプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart vlanコマンドでL2 Mac Managerプログラムを再起動してください。

No MAC address entry.

該当するMACアドレスはありません。指定パラメータを確認し再実行してください。

No operational VLAN.

実行可能なVLANはありません。指定パラメータを確認し再実行してください。

[注意事項]

なし