運用コマンドレファレンス Vol.1


dump stack

スタック管理プログラムで採取している詳細イベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルへ出力します。

[入力形式]

dump stack

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチからスタックを構成しているすべてのメンバスイッチを対象にコマンドを実行します。

なお,remote commandコマンドも使用できます。

remote command {<switch no.> | all} dump stack

[実行例]

図5‒9 スタック管理プログラムのダンプ指示
> dump stack
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表5‒7 dump stackコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute for accounts mismatch.

バックアップスイッチのアカウントが不一致のため,本コマンドを実行できません。アカウントを操作するコマンド(adduser,rmuser,password,clear password)を実行して,アカウントを同期してください。

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

Switch <switch no.> was deleted from stack.

メンバスイッチはスタック構成から削除されました。

<switch no.>:スイッチ番号

[注意事項]

出力ファイルの格納ディレクトリおよび名称は,次のとおりです。

格納ディレクトリ:/usr/var/stack/

出力ファイル:stack_dump.gz

指定ファイルがすでに存在する場合は無条件に上書きするので,必要ならば,ファイルをあらかじめバックアップしておいてください。