運用コマンドレファレンス Vol.1


dir

復元可能な形式で削除された本装置用の内蔵フラッシュメモリ上のファイル一覧を表示します。なお,/all,summaryおよび/deletedパラメータを指定しない場合は,lsコマンドと同等の機能となります。

[入力形式]

dir /all [summary]
dir /deleted

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

/all

カレントディレクトリ上のファイル一覧を詳細情報を含めて表示します。deleteコマンドで削除されたファイルにはインデックスを付加して表示します。deletedファイルはファイル名にかぎ括弧[ ]を付加して表示します。

summary

カレントディレクトリ上のファイル一覧を表示します。deleteコマンドで削除されたファイルにはインデックスを付加して表示します。deletedファイルはファイル名にかぎ括弧[ ]を付加して表示します。

本パラメータ省略時の動作

ファイル一覧を,詳細情報を含めて表示します。

/deleted

指定された内蔵フラッシュメモリ上のすべてのdeletedファイルをインデックスを付加して表示します。deletedファイルはフルパス名で表示します。またフルパス名にかぎ括弧[ ]を付加して表示します。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチからスタックを構成しているすべてのメンバスイッチを対象にコマンドを実行します。メンバスイッチのスイッチ番号を指定してコマンドを実行することもできます。

なお,remote commandコマンドも使用できます。

remote command {<switch no.> | all} dir /all [summary]
remote command {<switch no.> | all} dir /deleted

[実行例]

[表示説明]

表4‒5 /allオプション指定時の表示内容

位置(桁)

項目

内容

1〜2

インデックス番号

削除ファイルのインデックス番号を示します(1〜64)

4〜13

ファイル属性

各記号は以下の意味となります。

d:ディレクトリ属性を表します

r:読み込み権限ありを表します

w:書き込み権限ありを表します

x:実行権限ありを表します

なお,表示される各位置には以下の意味があります。

+0桁目:ディレクトリ属性を表示します

+1桁目:オーナーの読み込み権限を表示します

+2桁目:オーナーの書き込み権限を表示します

+3桁目:オーナーの実行権限を表示します

+4桁目:グループの読み込み権限を表示します

+5桁目:グループの書き込み権限を表示します

+6桁目:グループの実行権限を表示します

+7桁目:その他の読み込み権限を表示します

+8桁目:その他の書き込み権限を表示します

+9桁目:その他の実行権限を表示します

15〜22

オーナー名

ファイルのオーナー名を示します。

24〜31

グループ名

ファイルのグループ名を示します。

33〜40

ファイルサイズ

ファイルのサイズをバイト単位で示します。

42〜51

ファイル更新日付

ファイルの更新日付を示します。

53〜

ファイル名

ファイル名を示します。

表4‒6 /deletedオプション指定時の表示内容

位置(桁)

項目

内容

1〜2

インデックス番号

削除ファイルのインデックス番号を示します(1〜64)

4〜9

オーナー名

ファイルのオーナー名を示します。

11〜16

グループ名

ファイルのグループ名を示します。

18〜25

ファイルサイズ

ファイルのサイズをバイト単位で示します。

27〜38

ファイル更新日付

ファイルの更新日付を示します。

40〜

削除ファイル名

削除ファイル名を示します。

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表4‒7 dirコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

dir: Current directory is not flash.

現在のカレントディレクトリは内蔵フラッシュメモリではありません。正しいディレクトリに移動してください。

[注意事項]

なし