ip qos-flow-group
イーサネットインタフェースまたはVLANインタフェースに対して,IPv4QoSフローリストを適用してQoS機能を有効にします。装置当たり,ip qos-flow-group,ipv6 qos-flow-groupおよびmac qos-flow-groupをインタフェースに対して最大540リスト設定できます。
インタフェースへの設定数については,「■インタフェースへの設定数」を参照してください。
[入力形式]
- 情報の設定
 - 
                  
ip qos-flow-group <qos flow list name> in
 - 情報の削除
 - 
                  
no ip qos-flow-group <qos flow list name> in
 
[入力モード]
- (config-if)
 - 
                  
イーサネットインタフェース,VLANインタフェース
 
[パラメータ]
- <qos flow list name>
 - 
                  
IPv4 QoSフローリスト名称を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 - in
 - 
                  
Inboundを指定します。
in:Inbound(受信側の指定)
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
なし
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
IPv4 QoSフローリストは,インタフェースのInboundに一つ適用できます。
 - 
                  
実在しないIPv4 QoSフローリスト名称を設定した場合は何も動作しません。IPv4 QoSフローリスト名称は登録されます。
 - 
                  
同一のインタフェースに対してこのコマンドで設定されている場合は設定できません。いったん,削除してから設定になります。
 - 
                  
イーサネットインタフェースに対してIPv4 QoSフローリストを適用する場合は,switchport mode stackコマンドが設定されていないイーサネットインタフェースに適用できます。
 - 
                  
イーサネットインタフェースに対して適用する場合は,フロー検出条件にVLANパラメータがあるとき,適用するイーサネットインタフェースの設定内容にVLAN IDが含まれていれば設定できます。
 - 
                  
イーサネットインタフェースに対して適用する場合は,動作指定のcopy-user-priorityパラメータはVLANトンネリングが設定されているときに適用できます。
 - 
                  
VLANインタフェースに対して適用する場合は,フロー検出条件にVLANパラメータ,および動作指定にcopy-user-priorityパラメータがないときだけ設定できます。
 
[関連コマンド]
ip qos-flow-list