aggregate-policer
集約帯域監視リストを設定します。最大500エントリ設定できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 - 
                  
aggregate-policer <aggregate name> in {<bps bandwidth policy> | <pps bandwidth policy>}
- <bps bandwidth policy>
 - 
                        
- 
                              
bit/s単位の最大帯域監視指定の場合
max-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G} [max-rate-burst {<kbyte> | <Mbyte>M}]
 - 
                              
bit/s単位の最低帯域監視指定の場合
min-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G} [min-rate-burst {<kbyte> | <Mbyte>M}] [penalty-discard-class <class>] [penalty-dscp <dscp>]
 
bit/s単位の最大帯域監視指定および最低帯域監視指定の場合は,上記の指定を順不同で設定できます。
 - 
                              
 - <pps bandwidth policy>
 - 
                        
- 
                              
packet/s単位の最大帯域監視指定の場合
max-pps-rate <packet/s> [max-packet-burst <packet>]
 - 
                              
packet/s単位の最低帯域監視指定の場合
min-pps-rate <packet/s> [min-packet-burst <packet>] [penalty-discard-class <class>] [penalty-dscp <dscp>]
 
packet/s単位の最大帯域監視指定および最低帯域監視指定の場合は,上記の指定を順不同で設定できます。
 - 
                              
 
 - 情報の削除
 - 
                  
no aggregate-policer <aggregate name>
 
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <aggregate name>
 - 
                  
集約帯域監視リスト名を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 
<bps bandwidth policy>パラメータ
- max-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G}
 - 
                     
最大帯域制御をbit/s単位で実施します。送受信するパケットの帯域監視をして,指定した最大帯域値を超えた違反パケットを廃棄します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
なし
 - 
                           
値の設定範囲
指定可能な監視帯域値については,「■帯域監視の値の設定範囲」を参照してください。ただし,min-rateより大きい値を指定してください。
 
 - 
                           
 - max-rate-burst {<kbyte> | <Mbyte>M}
 - 
                     
最大帯域制御でのバーストサイズ(最大帯域を超えて遵守パケットと判定するパケットのバイト数)を設定します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
128
 - 
                           
値の設定範囲
<kbyte>:32,64,128,256,512,1000,2000,4000,8000,16000,32000,64000
<Mbyte>M:1M,2M,4M,8M,16M,32M,64M
最大帯域制御の監視帯域値が10Gを超える場合,32000,64000,32Mおよび64Mのバーストサイズを指定できます。
ただし,min-rate-burstより大きい値を指定してください。
 
 - 
                           
 - min-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G}
 - 
                     
最低帯域監視をbit/s単位で実施します。送受信するパケットの帯域監視をして,指定した監視帯域値を超えた違反パケットにペナルティーを科します。ペナルティーはpenalty-discard-class,penalty-dscpを使用して指定します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
なし
 - 
                           
値の設定範囲
指定可能な監視帯域値については,「■帯域監視の値の設定範囲」を参照してください。ただし,max-rateより小さい値を指定してください。
 
 - 
                           
 - min-rate-burst {<kbyte> | <Mbyte>M}
 - 
                     
最低帯域監視でのバーストサイズ(最低帯域を超えて遵守パケットと判定するパケットのバイト数)を設定します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
128
 - 
                           
値の設定範囲
<kbyte>:32,64,128,256,512,1000,2000,4000,8000,16000,32000,64000
<Mbyte>M:1M,2M,4M,8M,16M,32M,64M
最低帯域監視の監視帯域値が10Gを超える場合,32000,64000,32Mおよび64Mのバーストサイズを指定できます。
ただし,max-rate-burstより小さい値を指定してください。
 
 - 
                           
 
<pps bandwidth policy>パラメータ
- max-pps-rate <packet/s>
 - 
                     
最大帯域制御をpacket/s単位で実施します。送受信するパケットの帯域監視をして,指定した最大帯域値を超えた違反パケットを廃棄します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
なし
 - 
                           
値の設定範囲
5〜150000000
ただし,min-pps-rateより大きい値を指定してください。
 
 - 
                           
 - max-packet-burst <packet>
 - 
                     
最大帯域制御でのバーストサイズ(最大帯域を超えて遵守パケットと判定するパケット数)を設定します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
512
 - 
                           
値の設定範囲
1〜2000000
ただし,min-packet-burstより大きい値を指定してください。
 
 - 
                           
 - min-pps-rate <packet/s>
 - 
                     
最低帯域監視をpacket/s単位で実施します。送受信するパケットの帯域監視をして,指定した監視帯域値を超えた違反パケットにペナルティーを科します。ペナルティーはpenalty-discard-class,penalty-dscpを使用して指定します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
なし
 - 
                           
値の設定範囲
5〜150000000
ただし,max-pps-rateより小さい値を指定してください。
 
 - 
                           
 - min-packet-burst <packet>
 - 
                     
最低帯域監視でのバーストサイズ(最低帯域を超えて遵守パケットと判定するパケット数)を設定します。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
512
 - 
                           
値の設定範囲
1〜2000000
ただし,max-packet-burstより小さい値を指定してください。
 
 - 
                           
 
<bps bandwidth policy>および<pps bandwidth policy>
- penalty-discard-class <class>
 - 
                     
最低帯域違反時のキューイング優先度を指定します。
min-rateまたはmin-pps-rateを使用した最低帯域監視で,違反パケットのキューイング優先度を指定値<class>に変更します。遵守パケットはdiscard-classの指定に従います。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
なし
 - 
                           
値の設定範囲
1〜3(10進数)を指定します。
 
 - 
                           
 - penalty-dscp <dscp>
 - 
                     
最低帯域違反時のDSCP書き換え値を指定します。
min-rateまたはmin-pps-rateを使用した最低帯域監視で,違反パケットのDSCPフィールドを,指定値<dscp>に書き換えます。遵守パケットはreplace-dscpの指定に従います。
- 
                           
本パラメータ省略時の初期値
なし
 - 
                           
値の設定範囲
0〜63(10進数)またはDSCP名称を指定します。
指定可能なDSCP名称については,「表26‒8 指定可能なDSCP名称」を参照してください。
 
 - 
                           
 
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
QoSフローリストに設定されている集約帯域監視リストは削除できません。
 - 
                  
MAC QoSフローリストには,penalty-dscp <dscp>パラメータは反映されません。
 - 
                  
max-pps-rateに2097152以上またはmax-packet-burstに2048以上を指定した場合は,max-pps-rateには1024の倍数に切り上げた値,max-packet-burstには512の倍数に切り上げた値が設定されます。
 - 
                  
min-pps-rateに2097152以上またはmin-packet-burstに2048以上を指定した場合は,min-pps-rateには1024の倍数に切り上げた値,min-packet-burstには512の倍数に切り上げた値が設定されます。
 - 
                  
バーストサイズは,対応する最大帯域制御または最低帯域監視の監視帯域値に対して,次に示す算出式を満たす値を設定してください。算出式を満たさない場合,設定した監視帯域値による帯域監視ができません。
- [bit/s単位の帯域監視での最小バーストサイズ(バイト数)の算出式]
 - 
                        
バーストサイズ(バイト数)≧監視帯域値(bit/s)÷8(バイト変換)÷8000
 - [packet/s単位の帯域監視での最小バーストサイズ(パケット数)の算出式]
 - 
                        
バーストサイズ(パケット数)≧監視帯域値(packet/s)÷8000
 
 
[関連コマンド]
qos(ip qos-flow-list)
qos(ipv6 qos-flow-list)
qos(mac qos-flow-list)