network-clock preempt-delay
Sync-Eの受信ポートの自動切り戻しを抑止する時間を設定します。この設定は,使用するクロック周波数の同期先が次のように変更される場合に適用します。
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優先度の低いポートから優先度の高いポートへ変更
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内部クロックから外部クロックへ変更
 
[入力形式]
- 情報の設定・変更
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network-clock preempt-delay <seconds>
 - 情報の削除
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no network-clock preempt-delay
 
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <seconds>
 - 
                  
自動切り戻しを抑止する時間(秒)を指定します。
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本パラメータ省略時の初期値
省略できません
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値の設定範囲
1〜65535
 
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[コマンド省略時の動作]
自動切り戻しを抑止する時間は15秒です。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
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本コマンドで設定した時間は,優先度の高いポートと低いポートの両方に適用します。
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自動切り戻し抑止中に本コマンドを設定または変更すると,抑止する時間をいったんクリアして,設定時から再度抑止を開始します。
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network-clock input-sourceコマンドを設定した場合,本コマンドで設定した時間を経過してから,外部クロックで動作を開始します。
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優先度の高いポートが自動切り戻し抑止中に,優先度の低いポートが次に示す状態になると,優先度の高いポートは切り戻し抑止を終了し,外部クロックに同期します。
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自動切り戻し抑止時間が満了した
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外部クロックで動作中に,外部クロックの受信状態がLockからUnlockに変化した
 
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自動切り戻し抑止時間は,CPUの負荷が高い場合などに,設定した時間とずれるおそれがあります。このずれは,通常1分を超えることはありません。
 
[関連コマンド]
なし