3.7.3 DSCP書き換え
IPv4ヘッダのTOSフィールドまたはIPv6ヘッダのトラフィッククラスフィールドの上位6ビットであるDSCP値を書き換える機能です。TOSフィールドのフォーマットおよびトラフィッククラスフィールドのフォーマットの図を次に示します。
| 
                   | 
            
| 
                   | 
            
検出したフローのTOSフィールドまたはトラフィッククラスフィールドの上位6ビットを書き換えます。
また,帯域監視からの指示によって,最低監視帯域を超えたフローのDSCPを書き換えることができます。例えば,最低監視帯域を超えたフローに対して,DSCP値を0に設定できます。
最低帯域監視と同時に設定した場合の違反フレームの動作については,違反時のペナルティ指定動作が優先されます。
次のフレームについてはDSCPを書き換えることができません。
- 
               
MTUを超えるIPv4,IPv6パケット
 - 
               
TTLが1のフレーム
 - 
               
ホップリミットが1のフレーム
 - 
               
IPオプション付きのフレーム
 - 
               
IPv6拡張ヘッダ付きのフレーム
 - 
               
宛先不明のIPv4,IPv6パケット