コンフィグレーションガイド Vol.1


28.3.1 リング正常時の動作

シングルリングでのリング正常時の動作について次の図に示します。

図28‒9 リング正常時の動作

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) マスタノード動作

片方向リンク障害による障害誤検出を防止するために,二つのリングポートからヘルスチェックフレームを送信します。あらかじめ設定された時間内に,両方向のヘルスチェックフレームを受信するか監視します。データフレームの転送は,プライマリポートで行います。セカンダリポートは論理ブロックされているため,データフレームの転送およびMACアドレス学習は行いません。

(2) トランジットノード動作

トランジットノードでは,マスタノードが送信するヘルスチェックフレームの監視は行いません。ヘルスチェックフレームを受信すると,リング内の次ノードに転送します。データフレームの転送は,両リングポートで行います。