コンフィグレーションガイド Vol.1


25.6.2 L2プロトコルフレーム透過機能の設定

〈この項の構成〉

(1) BPDUフォワーディング機能の設定

[設定のポイント]

本機能の設定は装置単位で有効になります。設定すると,BPDUをすべてのVLANで中継します。

BPDUフォワーディング機能は,本装置のスパニングツリーを停止してから設定する必要があります。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# spanning-tree disable

    (config)# l2protocol-tunnel stp

    BPDUフォワーディング機能を設定します。事前にスパニングツリーを停止し,BPDUフォワーディング機能を設定します。本装置はBPDUをプロトコルフレームとして扱わないで中継します。

(2) EAPOLフォワーディング機能の設定

[設定のポイント]

本機能の設定は装置単位で有効になります。設定すると,EAPOLをすべてのVLANで中継します。

EAPOLフォワーディング機能とIEEE802.1Xは同時に使用することはできません。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# l2protocol-tunnel eap

    EAPOLフォワーディング機能を設定します。本装置はEAPOLをプロトコルフレームとして扱わないで中継します。

(3) LLDPフォワーディング機能の設定

[設定のポイント]

本機能の設定は装置単位で有効になります。設定すると,LLDPフレームをすべてのVLANで中継します。

LLDPフォワーディング機能とLLDPは同時に使用できません。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# l2protocol-tunnel lldp

    LLDPフォワーディング機能を設定します。本装置はLLDPフレームをプロトコルフレームとして扱わないで中継します。

(4) UDLDフォワーディング機能の設定

[設定のポイント]

本機能の設定は装置単位で有効になります。設定すると,OAMPDUをすべてのVLANで中継します。

UDLDフォワーディング機能とIEEE802.3ah/UDLDは同時に使用できません。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# l2protocol-tunnel udld

    UDLDフォワーディング機能を設定します。本装置はOAMPDUをプロトコルフレームとして扱わないで中継します。