25.1.3 VLANトンネリング使用時の注意事項
(1) 他機能との共存
「22.3 レイヤ2スイッチ機能と他機能の共存について」を参照してください。
(2) デフォルトVLANについて
デフォルトVLANの自動加入を行いません。すべてのVLANを明示的に設定してください。
(3) トランクポートのネイティブVLANについて
VLANトンネリングのトランクポートはVLAN Tagをスタックするポートとなりますが,ネイティブVLANではVLAN Tagをスタックしません。本装置からフレームを送信するときはアクセスポートと同様に動作して,フレームを受信するときはUntaggedフレームだけを扱います。ほかのVLANと異なる動作となるので,VLANトンネリング網のバックボーン回線のVLANとしては使用できません。VLANトンネリングを使用する場合,トランクポートのネイティブVLANはsuspend状態とすることをお勧めします。
トランクポートのネイティブVLANは,コンフィグレーションコマンドswitchport trunk native vlanで設定しない場合デフォルトVLANです。デフォルトVLANでVLANトンネリング機能を使用する場合は,switchport trunk native vlanでネイティブVLANにデフォルトVLAN以外のVLANを設定してください。
(4) フレームのUser Priorityについて
VLANトンネリングを使用する場合のUser Priorityについては,「コンフィグレーションガイド Vol.2」 「3.7 マーカー解説」を参照してください。