コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ipv6 pim deletion-delay-time

IPv6 PIM join/pruneメッセージによるprune受信で経路情報を削除するまでの残時間を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

ipv6 pim [vrf <vrf id>] deletion-delay-time <seconds>

情報の削除

no ipv6 pim [vrf <vrf id>] deletion-delay-time

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>【SL-L3A】

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

<seconds>

IPv6 PIM join/pruneメッセージによるprune受信で経路情報を削除するまでの残時間(秒)を設定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜300(秒)

[コマンド省略時の動作]

受信したIPv6 PIM join/pruneメッセージに含まれる情報から経路情報を削除するまでの残時間を算出します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 同一リンク上に複数のルータがあるとき,下流ルータがIPv6 PIM join/pruneメッセージの送信周期よりも短くすると一時的にデータ中継が途切れることがあります。これはprune受信後にほかの下流ルータからのjoin受信を待たずに中継を停止するためです。その後,join受信で中継が再開します。

[関連コマンド]

ipv6 pim