graceful-restart strict-lsa-checking
ヘルパールータで,リスタートルータとの間でLSAデータベースが同期していない状況になった場合,ヘルパー動作を止めます。
本コマンドを設定した場合,次のどちらかの条件でヘルパー動作を止めます。
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LSA広告を行っている最中に,まだ応答が完了していない隣接ルータからグレースフル・リスタートの開始通知を受信した場合。
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ヘルパー動作を開始したあと,周期広告ではない新しいLSAを生成または学習し,そのLSAをリスタートルータへ広告した場合。
[入力形式]
- 情報の設定
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graceful-restart strict-lsa-checking
- 情報の削除
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no graceful-restart strict-lsa-checking
[入力モード]
(config-rtr)
[パラメータ]
なし
[コマンド省略時の動作]
LSAデータベースの同期が取れていない場合でも,グレースフル・リスタートを継続します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
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本コマンドの設定は,すべてのヘルパールータで統一してください。これは,グレースフル・リスタートを止めたヘルパーが一つでも在ると,リスタートルータでは,すべてのヘルパーとのグレースフル・リスタートを止めるためです。
[関連コマンド]
graceful-restart mode