コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ip pim rp-candidate

本装置をランデブーポイント候補として設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

ip pim [vrf <vrf id>] rp-candidate loopback <loopback id> [priority <value>] [group-list <access list>]

情報の削除

no ip pim [vrf <vrf id>] rp-candidate loopback <loopback id> [priority <value>] [group-list <access list>]

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>【SL-L3A】

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    動作対象のループバックインタフェースが属しているVRF IDと同じ値を設定してください。

loopback <loopback id>

ループバックインタフェースを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    グローバルネットワークの場合には,0を指定します。

    VRFの場合には,本コマンドのvrfパラメータで指定したVRFのループバックインタフェースに指定されているループバックインタフェースIDと同じ値を設定してください。

priority <value>

ランデブーポイントを決定するための優先度を指定します。優先度の値が最も小さいルータがランデブーポイントとなります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    255

  2. 値の設定範囲

    0〜255

group-list <access list>

当該ランデブーポイントが管理するマルチキャストグループアドレス(クラスDのIPv4アドレス)のアクセスリストを指定します。

本パラメータに指定できるアクセスリスト識別子は,<access list number>または<access list name>です。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    224.0.0.0/4(グループアドレスが224.0.0.0でマスク長が4)

  2. 値の設定範囲

    <access list number>の場合は,1〜99,1300〜1999(10進数)を指定します。

    <access list name>の場合は,31文字以内の名前を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. <access list>は次のコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。これ以外のコマンドで設定したアクセスリストは指定できません。

    • ip access-list standardコマンド

    • ip access-list standardコマンドと同じアクセスリストで指定したaccess-listコマンド

  2. 未設定のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効となります。

  3. 本コマンドを使用する場合は,ループバックインタフェースにIPv4アドレスを設定してください。

  4. <access list name>に指定するワイルドカードマスクは,最上位ビットから連続するビット列となる値にしてください。

[関連コマンド]

ip pim sparse-mode

interface loopback

ip access-list standard