コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ip igmp ssm-map static

IGMPv1/IGMPv2/IGMPv3(EXCLUDEモード)でPIM-SSMを動作させるグループアドレスに対する送信元アドレスの設定をします。

[入力形式]

情報の設定

ip igmp ssm-map [vrf <vrf id>] static <access list> <source address>

情報の削除

no ip igmp ssm-map [vrf <vrf id>] static <access list> <source address>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>【SL-L3A】

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

<access list>

PIM-SSMとして使用するマルチキャストグループアドレス(クラスDのIPv4アドレス)のアクセスリストを指定します。

本パラメータに指定できるアクセスリスト識別子は,<access list number>または<access list name>です。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <access list number>の場合は,1〜99,1300〜1999(10進数)を指定します。

    <access list name>の場合は,31文字以内の名前を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

<source address>

PIM-SSMとして使用するマルチキャストの送信元アドレス(クラスA〜CのIPv4アドレス)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    送信元アドレス(クラスA〜CのIPv4アドレス)です。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドはip igmp ssm-map enable指定で有効となります。

  2. <access list>に指定するアドレスはip pim ssmで指定したマルチキャストグループアドレスの範囲内で指定してください。

  3. <access list>は次のコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。これ以外のコマンドで設定したアクセスリストは指定できません。

    • ip access-list standardコマンド

    • ip access-list standardコマンドと同じアクセスリストで指定したaccess-listコマンド

  4. 未設定のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効となります。

  5. <access list name>に指定するワイルドカードマスクは,最上位ビットから連続するビット列となる値にしてください。

[関連コマンド]

ip pim ssm

ip igmp ssm-map enable

ip access-list standard