コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


redistribute(BGP4)【SL-L3A】

BGP4に他プロトコルで学習した経路を広告するかどうかをフィルタに従い制御します。

config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークのBGP4に適用します。

config-router-af(ipv4 vrf)モードで設定した場合,指定VRFのBGP4に適用します。

[入力形式]

情報の設定・変更・追加

redistribute <Protocol> [<Protocol-Options>] [metric <Metric>] [route-map <route map>]

情報の削除

no redistribute <Protocol>

[入力モード]

(config-router)
(config-router-af)

[パラメータ]

<Protocol>

経路学習元のプロトコルを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <Protocol> := {connected | static | summary | rip | ospf <Domain-No> | bgp | extra-vrf}

     <Domain-No>:1〜65535(10進数)

<Protocol-Options>

経路種別を指定します。<Protocol>がospfの場合だけ指定できます。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    すべての経路がフィルタ対象になります。

  2. 値の設定範囲

    <Protocol-Options> := match {[internal] [external] [external 1] [external 2] [nssa-external] [nssa-external 1] [nssa-external 2]}

metric <Metric>

経路広告時のメトリック値を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    BGP4のデフォルト値に従います。

  2. 値の設定範囲

    0〜4294967295(10進数)を指定します。

route-map <route map>

フィルタ条件を適用するroute-mapを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    route-mapでフィルタしません。

  2. 値の設定範囲

    31文字以内の名前を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

他プロトコルで学習した経路を広告しません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

運用コマンドclear ip bgp [vrf {<vrf id> | all}] * { out | both }の実行によって運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

route-map