コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


network

OSPFが動作するネットワークを指定します。指定した範囲に一致するインタフェースで,OSPFが動作します。なお,<IPv4-Prefix>が0.0.0.0で<Wildcard- Mask>が255.255.255.255の場合,全ネットワークでOSPFが動作します。

[入力形式]

情報の設定・変更

network <IPv4-Prefix> <Wildcard-Mask> area <Area-ID>

情報の削除

no network <IPv4-Prefix> <Wildcard-Mask>

[入力モード]

(config-router)

[パラメータ]

<IPv4-Prefix>

ネットワークを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    IPv4アドレスを指定してください。

    注 <IPv4-Prefix>の<Wildcard-Mask>で指定したビットは0にしてください。

<Wildcard-Mask>

ワイルドカードマスクを指定します。

  1. 省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    IPv4アドレス形式で指定してください。

    ワイルドカードマスク(10進数)をビットに変換した際,最初に1を立てた部分から後の部分は全部1となるように指定してください。

    注 ワイルドカードマスクを2進数に変換した際,最初に1となるビット以降はすべて1となるように指定してください。

area <Area-ID>

所属するエリアを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜4294967295(10進数),またはIPv4アドレスを指定します。

[コマンド省略時の動作]

config-ifモードのip ospf areaコマンド設定が適用されます。

[通信への影響]

指定した範囲のインタフェースですでにOSPFが動作しているとき,本コマンドで所属エリアまたはドメインが変更されると,隣接関係をいったん切断します。

[設定値の反映契機]

設定変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

ip ospf area

ip address