コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


neighbor

OSPFパケットを送信する相手ルータのインタフェースアドレスを指定します。

NBMAインタフェース(ip ospf networkコマンドでnon-broadcastを指定しているネットワーク)で,本コマンドが有効になります。

[入力形式]

情報の設定・変更

neighbor <IP-Address> [priority <Number>] [poll-interval <Seconds>]

情報の削除

no neighbor <IP-Address>

[入力モード]

(config-router)

[パラメータ]

<IP-Address>

相手ルータを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    IPv4アドレスを指定します。

priority <Number>

相手ルータの指定ルータになる優先度を指定します。

この優先度は,Helloパケットの送信先を決定するために使用します。指定ルータでもバックアップ指定ルータでもないルータは,この優先度が1以上の相手にHelloパケットを送信しますが,0である相手は指定ルータになる資格がないためHelloを送信しません。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    0

  2. 値の設定範囲

    0〜255(10進数)を指定します。

    (指定ルータになる資格がある場合,1以上の任意の数字を指定します)

poll-interval <Seconds>

ルータがダウンしたと判断したときのHelloパケットの送信間隔を秒単位で指定します。hello-interval値以上の値を設定してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    120

  2. 値の設定範囲

    1〜255(10進数)を指定します。

[コマンド省略時の動作]

NBMAインタフェースを使用する場合,省略できません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

ip ospf network

ip ospf hello-interval

ip ospf priority

ip address