ip redirects(global)
装置全体でICMP/ICMPv6リダイレクトメッセージの送信可否を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定
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no ip redirects
- 情報の削除
-
ip redirects
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
なし
[コマンド省略時の動作]
ICMP/ICMPv6リダイレクトメッセージ送信を有効にします。実際に送信するには,各インタフェースでICMP/ICMPv6リダイレクト送信が有効になっている必要があります。
[通信への影響]
なし
[設定後の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
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本コマンドは装置全体でICMP/ICMPv6リダイレクト送信機能を有効にするかを決定するものです。本コマンドでICMP/ICMPv6リダイレクト送信が無効にされている場合,インタフェースごとのip redirectsコマンドおよびipv6 redirectsコマンドによる指定は無効になります。
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本コマンドでICMP/ICMPv6リダイレクト送信機能を無効にすると,ハードウェアによるICMP/ICMPv6リダイレクト判定が行われません。有効にしている場合,リダイレクト対象のパケットはハードウェア中継されると同時に,コピーがCPUに上げられ,インタフェースごとのip redirectsコマンドおよびipv6 redirectsコマンドの判定が行われます。したがって,リダイレクトが多発している環境で,CPUに対する負荷を軽減するには,本コマンドで装置全体のICMP/ICMPv6リダイレクト送信機能を無効にすることをお勧めします。
[関連コマンド]
ip redirects(interface)
ipv6 redirects