web-authentication ip address
Web認証専用のIPアドレスを設定します。
本コマンドで設定した専用IPアドレスによって,認証前端末からのログイン操作,認証後端末のログアウト操作を装置内同一IPアドレスで操作できます。
レガシーモード以外では必ず設定してください。
また,Web認証専用のIPアドレスに対応するFQDN(Fully Qualified Domain Name)を設定します。
なお,本コマンドで設定したIPアドレスは,authentication ip access-groupコマンドのフィルタ条件で指定した宛先IPアドレスの対象とはなりません。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
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web-authentication ip address <authentication address> [fqdn <fqdn>]
- 情報の削除
-
no web-authentication ip address
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <authentication address>
-
Web認証専用のIPアドレスを設定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
<authentication address>にIPv4アドレス(ドット記法)を指定します。
次に示す値は設定できません。
・ループバックインタフェースに設定したIPアドレス
・各インタフェースに設定したサブネットに含まれるIPアドレス
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- fqdn <fqdn>
-
Web認証専用IPアドレスに対応するFQDNを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
FQDNが設定されていないものとします。
-
値の設定範囲
1〜255文字の文字列をダブルクォート(")で囲んで指定します。入力可能な文字は,英数字,ピリオド(.)およびハイフン(-)です。だたし,先頭文字は英数字だけ使用できます。なお,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。
-
[コマンド省略時の動作]
Web認証専用のIPアドレスは設定されません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,運用コマンドrestart web-authentication web-serverによるWebサーバの再起動後に反映されます。
[注意事項]
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本コマンドで設定したIPアドレスは,装置内でのWeb認証アクセス専用として使用されるため,装置外には送出されません。
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本コマンドの設定および削除後は,認証途中のユーザは再度ログイン操作を行ってください。
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本コマンドで設定および削除を行った場合は,直ちに運用コマンドrestart web-authentication web-serverでWebサーバの再起動を行ってください。
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レガシーモードの状態(web-authentication portコマンドが一つも設定されていない状態)で,本コマンド設定後にweb-authentication portコマンドを設定した場合は,運用コマンドrestart web-authentication web-serverでWebサーバを再起動してください。
また,本コマンドの削除前にレガシーモードの状態(web-authentication portコマンドをすべて削除した状態)だった場合も,運用コマンドrestart web-authentication web-serverでWebサーバを再起動してください。
[関連コマンド]
web-authentication system-auth-control
web-authentication port