switchport mode
レイヤ2インタフェースの属性を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 - 
                  
switchport mode {access | trunk | protocol-vlan | mac-vlan | dot1q-tunnel | stack}
 - 情報の削除
 - 
                  
no switchport mode
 
[入力モード]
- (config-if)
 - 
                  
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース
 
[パラメータ]
- {access | trunk | protocol-vlan | mac-vlan | dot1q-tunnel | stack}
 - 
                  
レイヤ2インタフェースの属性を設定します。
- access
 - 
                        
インタフェースをアクセスモードに設定します。非VLANトンネリング時は,アクセスモードでは,Untaggedフレームを送受信します。VLANトンネリング時は,VLAN Tagの有無によらず,アクセスVLANでフレームを送受信します。アクセスモードのポートは一つのVLANだけで使用できます。
 - trunk
 - 
                        
インタフェースをトランクモードに設定します。トランクモードでは,Untaggedフレームと,Taggedフレームを送受信します。
 - protocol-vlan
 - 
                        
インタフェースをプロトコルVLANモードに設定します。プロトコルVLANモードでは,Untaggedフレームを送受信します。フレーム受信時は,そのフレームのプロトコル種別に基づいてVLANを決定します。Taggedフレームは廃棄します。
 - mac-vlan
 - 
                        
インタフェースをMAC VLANモードに設定します。MAC VLANモードでは,Untaggedフレームを送受信します。フレーム受信時は,そのフレームの送信元MACアドレスに基づいてVLANを決定します。Taggedフレームは廃棄します。ただし,switchport macコマンドでdot1q vlanパラメータを設定している場合は,Taggedフレームを送受信します。
switchport macコマンドでvlanパラメータを設定していない場合,認証機能との連動によって認証後VLANに指定されたMAC VLANで通信できます。
 - dot1q-tunnel
 - 
                        
インタフェースをトンネリングモードに設定します。トンネリングモードでは,受信したフレームのVLAN Tagの有無に関係なく,アクセスVLANでフレームを送受信します。
 - stack
 - 
                        
インタフェースをスタックポートモードに設定します。
次のイーサネットインタフェースに設定できます。
- 
                              
interface fortygigabitethernet
 - 
                              
interface hundredgigabitethernet
 
 - 
                              
 
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
なし
 
 
[コマンド省略時の動作]
access(アクセスモード)に設定します。
interface fortygigabitethernetはstack(スタックポートモード)に設定します。
[通信への影響]
インタフェースをスタックポートモードに設定,変更,または削除した場合,該当するインタフェースのリンクが一度ダウンするため,通信が停止します。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
トランクモードに設定した場合,switchport trunkコマンドでallowed vlanを設定してください。トランクモードに設定し,allowed vlanが設定されていない場合,該当ポートではすべてのフレームが廃棄されます。
 - 
                  
プロトコルVLANモードに設定した場合,switchport protocolコマンドでプロトコルVLANを設定してください。プロトコルVLANが設定されていない場合,該当ポートはアクセスモードと同様の動作となります。
 - 
                  
トンネリングモードに設定した場合も,アクセスVLANはswitchport accessコマンドで設定します。トンネリングモードのポートは,デフォルトVLANに自動加入しません。アクセスVLANとしてデフォルトVLANを使用する場合でも,明示的にswitchport accessコマンドでアクセスVLANを設定してください。アクセスVLANが設定されていない場合,トンネリングポートでは通信できません。
 - 
                  
装置内に一つでもトンネリングモードのポートが設定されている場合は,装置全体がVLANトンネリングモードになり,accessモードのポートもトンネリングモードと同じ動作となります。
 - 
                  
スタックで動作時にスタックポートモードに設定した場合,またはスタックポートモードからそのほかのモードに設定した場合,リンクが一度ダウンします。
 - 
                  
interface fortygigabitethernetのイーサネットインタフェースに設定できるパラメータはstackだけです。
 - 
                  
スタックポートモードに設定した場合に設定できるコンフィグレーションについては,「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「7.3.2 スタックポートとスタックリンク」を参照してください。
 
[関連コマンド]
なし