コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


event timer

タイマ監視を行います。

タイマ監視には,指定した日時を監視するcronタイマと,周期的に一定の時間経過を監視するintervalタイマがあります。

[入力形式]

情報の設定

event timer {cron <string> | interval <seconds>}

情報の削除

no event timer

[入力モード]

(config-applet)

[パラメータ]

cron <string>

cronタイマの監視条件を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    次の形式で指定します。511文字以内で指定してください。

    "<minute> <hour> <day> <month> <week>"

    ・<minute>

     監視時間(分)を0〜59で指定します。

    ・<hour>

     監視時間(時)を0〜23で指定します。

    ・<day>

     監視時間(日)を1〜31で指定します。

    ・<month>

     監視時間(月)を1〜12で指定します。

    ・<week>

     監視時間(曜日)を0〜7で指定します。それぞれの値が示す曜日は次のとおりです。

     0=日曜,1=月曜,2=火曜,3=水曜

     4=木曜,5=金曜,6=土曜,7=日曜

    また,各項目には次の記号が指定できます。

    ・ワイルドカード(*)

     各項目で指定できるすべての値を指定した状態になります。

    ・コンマ(,)

     数値を区切ることで,複数の値を指定できます。

    ・スラッシュ(/)

     右側に指定した数値の間隔で監視を実行します。

    ・ハイフン(-)

     数値間に挟むことで,値の範囲を指定できます。

    <string>の指定例を次の表に示します。

    表14‒1 <string>の指定例

    指定値

    監視内容

    "* * * * *"

    毎分実行

    "43 23 * * *"

    毎日23:43に実行

    "0 17 * * 1"

    毎週月曜の17:00に実行

    "0,10 17 * * 0,2,3"

    毎週日曜,火曜,水曜の17:00と17:10に実行

    "0-10 17 1 * *"

    毎月1日の17:00から17:10まで1分ごとに実行

    "0 0 1,15 * 1"

    毎月1日と15日と月曜日の0:00に実行

    "42 4 1 * *"

    毎月1日の4:42に実行

    "0 21 * * 1-6"

    毎週月曜から土曜までの21:00に実行

    "0,10,20,30,40,50 * * * *"

    毎時0分,10分,20分,30分,40分,50分に実行

    "*/10 * * * *"

    毎時0分から10分ごとに実行

    "* 1 * * *"

    毎日1:00から1:59まで1分ごとに実行

    "0 */1 * * *"

    毎時0分に実行

    "0 * * * *"

    毎時0分に実行

    "2 8-20/3 * * *"

    毎日8:02,11:02,14:02,17:02,20:02に実行

    "30 5 1,15 * *"

    毎月1日と15日の5:30に実行

interval <seconds>

intervalタイマの監視時間(秒)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜4294967(10進数)を指定します。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. イベント管理プログラムが再起動した場合,intervalタイマは再起動のタイミングを起点にして,指定秒間隔でイベントを発生させます。

  2. disableコマンドまたはno disableコマンドを実行した場合や,priorityコマンドを実行してアプレット実行優先度を設定・変更した場合,intervalタイマはコマンドの実行タイミングを起点にして,指定秒間隔でイベントを発生させます。

  3. タイマ監視とevent sysmsgコマンドで設定する運用メッセージ監視は,1アプレットに対してどちらか一方だけ設定できます。

  4. actionコマンドで設定したアクションを実行中に,該当するアプレットで本コマンドを削除した場合,実行中のアクションは終了まで実行されますが,未実行のアクションは実行されません。

[関連コマンド]

event sysmsg

priority

disable

action