logging host
ログ情報の出力先を設定します。本コマンドでは最大20エントリの設定ができます。
[入力形式]
- 情報の設定
-
logging host <host name> [no-date-info]
logging host { <ip address> | <ipv6 address> } [vrf <vrf id>] [no-date-info]
- 情報の削除
-
no logging host <host name>
no logging host { <ip address> | <ipv6 address> } [vrf <vrf id>]
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <host name>
-
ログ出力先のホスト名を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
ホスト名を64文字以内で指定します。使用できる文字については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
-
- { <ip address> | <ipv6 address> }
-
ログ出力先のIPv4アドレスまたはIPv6アドレスを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
<ip address>
IPv4アドレスをドット記法で指定します。
<ipv6 address>
IPv6アドレスをコロン記法で指定します。
-
- vrf <vrf id>【SL-L3A】
-
vrf definitionコマンドの<vrf id>パラメータで指定したVRFにログ情報を送信します。
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本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークにログ情報を送信します。
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値の設定範囲
<vrf id>にVRF IDを指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
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- no-date-info
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ログ情報から時刻を除いた部分を送信します。
メッセージ種別がEVTまたはERRの場合は,時刻,メッセージ識別子,付加情報を除いた部分を送信します。
ログ情報のフォーマットについては,「メッセージ・ログレファレンス」 「1.2.2 運用ログのフォーマット」を参照してください。
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本パラメータ省略時の初期値
すべてのログ情報を送信します。
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値の設定範囲
なし
-
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
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syslog機能を使用するためには,出力先ホスト側でsyslogデーモンプログラムが動作していて,かつ本装置からのsyslog情報を受け取れるように設定されている必要があります。
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ループバックインタフェースにIPアドレスが設定されている場合,syslog情報の送信元IPアドレスとしてそのIPアドレスを使用します。
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ホスト名としてlocalhostは指定できません。
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ホスト名は大文字と小文字を区別しません。
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IPv4アドレスとして127.*.*.*を設定できません。
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IPv4アドレスとしてクラスDおよびクラスEのアドレスを設定できません。
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IPv6アドレスとしては,グローバルアドレスおよびサイトローカルアドレスが指定できます。
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一度に大量のログ情報が発生した場合,syslog情報に抜けが発生することがあります。
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no-date-infoを指定した場合でも,装置内に保存されるログ情報には時刻情報は残ります。
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no-date-infoを指定すると,ログ出力先に送信するメッセージ内の時刻は除かれますが,ログ出力機能自体が時刻をヘッダとして追加するため,ログ出力先ではログ情報の送信日時がメッセージとして表示されます。
[関連コマンド]
ip host
ipv6 host
hostname
ip domain name
ip name-server
ip domain lookup