swrt_multicast_table
本装置でIPマルチキャストルーティング機能とIGMP/MLD snooping機能を同時に使用する場合に設定します。本コマンドを設定することで,IPマルチキャスト中継時にIGMP/MLD snoopingの学習情報を反映できます。
本コマンドの設定を有効にするためには,装置の再起動が必要となります。したがって,実運用を開始する最初の段階で必ず設定してください。
[入力形式]
- 情報の設定
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swrt_multicast_table
- 情報の削除
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no swrt_multicast_table
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
なし
[コマンド省略時の動作]
本装置でIPマルチキャストルーティング機能とIGMP/MLD snooping機能を同時に使用できません。
[通信への影響]
本装置を再起動してから起動が完了するまでの間,本装置を経由する通信が停止します。
[設定値の反映契機]
本コマンドを設定した場合は,コンフィグレーションを保存したあとで,必ず本装置を再起動してください。再起動しないと設定値が運用に反映されません。
[注意事項]
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本コマンドを設定し,IGMP snooping機能を使用する場合,該当VLANに必ずIPv4マルチキャストルーティング機能を使用してください。IPv4マルチキャストルーティング機能を使用していないVLANではIGMP snooping機能は有効になりません。
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本コマンドを設定し,MLD snooping機能を使用する場合の動作を次に示します。
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swrt_table_resourceコマンドで,IPv6のルーティングにリソースを割り当てる配分パターンを設定している場合,該当VLANに必ずIPv6マルチキャストルーティング機能を使用してください。IPv6マルチキャストルーティング機能を使用していないVLANではMLD snooping機能は有効になりません。
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swrt_table_resourceコマンドで,IPv4だけのルーティングにリソースを割り当てる配分パターンを設定している場合,該当VLANでのMLD snooping機能は有効になります。
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[関連コマンド]
なし