コンフィグレーションガイド Vol.3


32.1.16 VRFでのMLDの設定【SL-L3A】

[設定のポイント]

VRFでMLDを動作させるには,該当VRFのインタフェースにMLDを設定します。

デフォルトではMLDバージョン1,2混在モードです。MLDバージョンを変更する場合は,コンフィグレーションコマンドipv6 mld versionで設定してください。例として,VPN 2にVRF 10を対応させ,VRF 10のインタフェースVLAN 100のIPv6アドレスを2001:db8:100::1/64としたMLD構成例を次の図に示します。

図32‒4 VRFでのMLD構成例

[図データ]

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface vlan 100

    VLAN 100を設定します。

  2. (config-if)# vrf forwarding 10

    VLAN 100をVRF 10に設定します。

  3. (config-if)# ipv6 address 2001:db8:100::1/64

    (config-if)# ipv6 enable

    VLAN 100にIPv6アドレスを設定します。

  4. (config-if)# ipv6 mld router

    (config-if)# exit

    VLAN 100にMLDを設定します。