コンフィグレーションガイド Vol.3


16.1.12 VRFでのIPv4 PIM-SMランデブーポイント候補の設定【SL-L3A】

[設定のポイント]

VRFで本装置をランデブーポイント候補として使用する場合,ランデブーポイントアドレスとして該当VRFのループバックインタフェースへのアドレス設定,およびグローバルコンフィグレーションモードで次の設定をします。例として,VRF 10で管理するマルチキャストグループアドレスを225.10.10.0/24,該当VRFのループバックインタフェースをloopback 30,ループバックアドレスを10.10.10.10とした設定を示します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface loopback 30

    (config-if)# vrf forwarding 10

    (config-if)# ip address 10.10.10.10

    (config-if)# exit

    VRF 10のループバックインタフェースloopback 30にループバックのアドレスを設定します。

  2. (config)# access-list 1 permit 225.10.10.0 0.0.0.255

    VRF 10で管理するマルチキャストグループアドレスのアクセスリストを作成します。

  3. (config)# ip pim vrf 10 rp-candidate loopback 30 group-list 1

    本装置をVRF 10のランデブーポイント候補として設定します(管理するマルチキャストグループアドレスは手順2で作成したアクセスリストを指定します)。