コンフィグレーションガイド Vol.3


12.2.1 コンフィグレーションコマンド一覧

スタブエリア,NSSAを使用する場合と,エリアボーダルータとして動作する場合のコンフィグレーションコマンド一覧を次に示します。

なお,「11 OSPF」で解説している機能のコマンドは,「表11‒4 AS外経路広告に関係するコンフィグレーションコマンド一覧」,「表11‒5 経路選択や経路学習に関係するコンフィグレーションコマンド一覧」,「表11‒6 コンフィグレーションコマンド一覧」を参照してください。

表12‒2 areaに関係するコンフィグレーションコマンド一覧

コマンド名

説明

area default-cost

スタブエリアに広告するデフォルトルートのコスト値を設定します。

area nssa

NSSAとして動作するエリアを設定します。

area range

エリアボーダルータでエリア間経路を,指定したマスク付きアドレスに集約して広告します。

area stub

スタブエリアとして動作するエリアを設定します。

area virtual-link

仮想リンクを設定します。

表12‒3 OSPF適用に関係するコンフィグレーションコマンド一覧

コマンド名

説明

disable

OSPF動作の抑止を設定します。

ip ospf area

インタフェース単位でのOSPF動作制御を設定します。

network

OSPFが動作するネットワークアドレス範囲(アドレスとワイルドカードマスク)と,所属するエリアIDを設定します。

router-id

ルータID(ルータの識別子)を設定します。