コンフィグレーションガイド Vol.2


24.2.2 LLDPの設定

〈この項の構成〉

(1) LLDP機能の設定

[設定のポイント]

LLDP機能のコンフィグレーションは装置全体で機能を有効にする設定と,実際に運用するポートで有効にする設定が必要です。

ここでは,gigabitethernet 1/0/1においてLLDP機能を運用させます。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# lldp run

    装置全体でLLDP機能を有効にします。

  2. (config)# interface gigabitethernet 1/0/1

    ポート1/0/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。

  3. (config-if)# lldp enable

    ポート1/0/1でLLDP機能の動作を開始します。

(2) LLDPフレームの送信間隔,保持時間の設定

[設定のポイント]

LLDPフレームの送信間隔を変更すると,装置の情報の変更が反映される時間を調整できます。送信間隔を短くすると変更が早く反映され,送信間隔を長くすると変更の反映が遅くなります。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# lldp interval-time 60

    LLDPフレームの送信間隔を60秒に設定します。

  2. (config)# lldp hold-count 3

    本装置が送信した情報を隣接装置が保持する時間をinterval-time時間の回数で設定します。この場合,60秒×3で180秒になります。

(3) 送信する管理アドレスの設定

[設定のポイント]

管理アドレスを設定すると,設定したIPアドレスが隣接装置に通知されます。設定できるIPアドレスは,インタフェースに設定されているIPアドレスに限りません。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# lldp management-address ip 192.168.1.20

    送信するManagement Address TLVの管理アドレスを192.168.1.20に設定します。