16.2.2 アップリンク・リダンダントの設定
アップリンク・リダンダントの設定例を次の図に示します。ここでは,この図を基にアップリンク・リダンダントの設定手順を説明します。
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本装置では,ポート1/0/1をプライマリポートに設定し,ポート1/0/2をセカンダリポートに設定します。また,自動切り戻しの待ち時間を60秒に設定し,フラッシュ制御フレームは送信する設定にします。
- 〈この項の構成〉
(1) アップリンク・リダンダントの設定
- [設定のポイント]
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                  ポート1/0/1をプライマリポート,ポート1/0/2をセカンダリポートとして設定し,自動切り戻しの待ち時間を60秒に設定します。アップリンク・リダンダントを設定するためには,事前にスパニングツリーを停止する必要があります。また,フラッシュ制御フレームを送信する設定は,プライマリポートで行う必要があります。 
[コマンドによる設定]
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                  (config)# spanning-tree disable スパニングツリーを停止します。 
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                  (config)# interface gigabitethernet 1/0/1 (config-if)# switchport backup interface gigabitethernet 1/0/2 preemption-delay 60 ポート1/0/1のコンフィグレーションモードへ移行します。 プライマリポートになるポート1/0/1のコンフィグレーションモードで,セカンダリポートにするポート1/0/2を設定します。また,自動切り戻しの待ち時間を60秒に設定します。 
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                  (config-if)# switchport backup flush-request transmit (config-if)# exit フラッシュ制御フレームを送信する設定をします。 
- [注意事項]
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                        本機能を設定する前は,ループ構成となります。プライマリポートまたはセカンダリポートのインタフェースをshutdownに設定するなどして,ループが発生しない状態にした上で,設定してください。 
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                        プライマリポートをリンクアグリゲーションに設定する場合には,ポートチャネルインタフェースに設定してください。リンクアグリゲーションに設定されているポートのイーサネットインタフェースには設定できません。 
 
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