コンフィグレーションガイド Vol.2


5.3.6 RADIUSサーバ通信のdead interval機能

RADIUSサーバが無応答になったあと,コンフィグレーションコマンドauthentication radius-server dead-intervalで設定された時間の間,ほかのRADIUSサーバと通信して認証を実施します。また,設定された時間が経過したあとは,最初に設定したRADIUSサーバを使用して認証を実施します。また,設定されたすべてのRADIUSサーバが無応答となった場合,コンフィグレーションコマンドauthentication radius-server dead-intervalで設定された時間の間は,RADIUSサーバとの通信が復旧しても認証失敗となります。なお,dead-interval機能で認証失敗となった状態から最初に設定したRADIUSサーバへ通信状態に戻す場合は,次の運用コマンドを実行してください。

RADIUSサーバ通信のdead interval機能を次の図に示します。

図5‒7 RADIUSサーバ通信のdead interval機能

[図データ]

RADIUSサーバ通信のdead-interval機能とレイヤ2認証の対応を次の表に示します。

表5‒21 RADIUSサーバ通信のdead-interval機能とレイヤ2認証の対応

機能

IEEE802.1X

Web認証

MAC認証

ポート単位認証

VLAN単位認証(静的)

VLAN単位認証(動的)

固定VLANモード

ダイナミックVLANモード

レガシーモード

固定VLANモード

ダイナミックVLANモード

RADIUSサーバ通信のdead interval機能

×

×

×

×

(凡例) ○:対応する ×:対応しない