コンフィグレーションガイド Vol.2


3.10.3 CoSマッピング機能

CoSマッピング機能は,ユーザ優先度マッピングで決定したCoS値,またはフロー制御の優先度決定で指定したCoS値に基づいて,送信キューを決定する機能です。

〈この項の構成〉

(1) CoS値とポートの送信キューのマッピング

ポート当たりの送信キューとしてMACアドレス学習済みユニキャストフレーム用(UCキュー)に8キューあり,MACアドレス未学習のユニキャストフレーム,マルチキャストフレーム,ブロードキャストフレーム,およびミラーリングしたフレーム用(MCキュー)に4キューあります。CoS値とポートの送信キューのマッピングを次に示します。

表3‒15 CoS値とポートの送信キューのマッピング(UCキュー)

CoS値

送信時のキュー番号

送信キュー長2880

送信キュー長24272

0

1

2

1

2

2

2

4

2

3

5

2

4

6

2

5

8

2

6

10

2

7

12

4

表3‒16 CoS値とポートの送信キューのマッピング(MCキュー)

CoS値

送信時のキュー番号

送信キュー長2880

送信キュー長24272

0

3

1

1

3

1

2

3

1

3

3

1

4

7

1

5

7

1

6

9

1

7

11

3

(2) CoS値とCPU宛て送信キューのマッピング

CPU宛て送信キューは,ポートの送信キューとは異なり,すべてのフレーム種別で共通の送信キューが8キューあります。CoS値とCPU宛て送信キューのマッピングを次の表に示します。

表3‒17 CoS値とCPU宛て送信キューのマッピング

CoS値

送信時のキュー番号

0

1

1

2

2

3

3

4

4

5

5

6

6

7

7

8