3.5.6 帯域違反通知の設定
特定のフローに対して最大帯域制御を実施し,帯域違反があった場合に運用メッセージの出力およびSNMP通知の送信をするように設定します。
- [設定のポイント]
-
フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出を行い,最大帯域制御をする帯域監視と帯域違反通知を設定します。
[コマンドによる設定]
-
(config)# ip qos-flow-list QOS-LIST4
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を作成します。本リストを作成することによって,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
-
(config-ip-qos)# qos ip any host 192.168.130.10 action max-rate 5M max-rate-burst 512 log trap
宛先IPアドレスが192.168.130.10のフローに対し,最大帯域制御の監視帯域=5Mbit/s,最大帯域制御のバーストサイズ=512kbyte,帯域違反通知として運用メッセージの出力およびSNMP通知の送信を設定します。
-
(config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
-
(config)# flow rate-alarm exceed-count 3 100
帯域違反通知を有効にします。また,帯域違反回数を3回,帯域遵守状態での監視回数を100回に設定します。
-
(config)# interface gigabitethernet 1/0/7
ポート1/0/7のインタフェースモードに移行します。
-
(config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST4 in
受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を有効にします。