29.1.11 隣接リング用フラッシュ制御フレームの送信設定
マスタノードの両リングポートが共有リンクとなる構成を次の図に示します。このような構成では,共有リンク非監視リングのマスタノードで隣接リング用フラッシュ制御フレームを送信する設定をしてください。
- [設定のポイント]
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「図29‒5 マスタノードの両リングポートが共有リンクとなる構成」のように両リングポートが共有リンクとなるマスタノード(リング1の装置3)が存在する共有リンクありのマルチリング構成では,共有リンク非監視リングのマスタノード(リング2の装置1)で隣接リング用フラッシュ制御フレームを送信する設定をしてください。
このとき,隣接リング用フラッシュ制御フレームの送信に使用するVLANとして,この図にあるように送信対象となるリングの各ノードでVLANマッピングに括り付けられたVLANを設定してください。
また,このVLANは隣接リング用フラッシュ制御フレームの送信専用として,データ転送に使用しないでください。
[コマンドによる設定]
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(config)# axrp 2
(config-axrp)# flush-request-transmit vlan 10
リングID 2(共有リンク非監視リングのマスタノード)のコンフィグレーションモードに移行して,リングID 2の障害発生/復旧時にVLAN ID 10に対して隣接リング用フラッシュ制御フレームを送信する設定をします。