21.4.2 スタンバイリンク機能のコンフィグレーション
- [設定のポイント]
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               チャネルグループにスタンバイリンク機能を設定して,同時に最大ポート数を設定します。また,リンクダウンモード,非リンクダウンモードのどちらかを設定します。スタンバイリンク機能は,スタティックリンクアグリゲーションだけで使用できます。 待機用ポートはポート優先度によって設定し,優先度が低いポートからスタンバイリンクに選択します。ポート優先度は値が小さいほど高い優先度になります。 
[コマンドによる設定]
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               (config)# interface port-channel 10 チャネルグループ10のポートチャネルインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。 
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               (config-if)# channel-group max-active-port 3 チャネルグループ10にスタンバイリンク機能を設定して,最大ポート数を3に設定します。チャネルグループ10はリンクダウンモードで動作します。 
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               (config-if)# exit グローバルコンフィグレーションモードに戻ります。 
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               (config)# interface port-channel 20 (config-if)# channel-group max-active-port 1 no-link-down (config-if)# exit チャネルグループ20のポートチャネルインタフェースコンフィグレーションモードに移行して,スタンバイリンク機能を設定します。最大ポート数を1とし,非リンクダウンモードを設定します。 
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               (config)# interface gigabitethernet 1/0/1 (config-if)# channel-group 20 mode on (config-if)# lacp port-priority 300 チャネルグループ20にポート1/0/1を登録して,ポート優先度を300に設定します。ポート優先度は値が小さいほど優先度が高く,ポート優先度のデフォルト値の128よりもスタンバイリンクに選択されやすくなります。