20.2.2　フレームフォーマット

フレームフォーマットを次の図に示します。

図20‒5　フレームフォーマット

〈この項の構成〉

(1)　MAC副層フレームフォーマット

64ビット長の2進数で「1010...1011(最初の62ビットは10繰り返し，最後の2ビットは11)」のデータです。送信時にフレームの先頭に付加します。この64ビットパターンのないフレームは受信できません。

48ビット形式をサポートします。16ビット形式およびローカルアドレスはサポートしていません。

TYPE／LENGTHフィールドの扱いを次の表に示します。

表20‒14　TYPE／LENGTHフィールドの扱い
TYPE／LENGTH値	本装置での扱い
0x0000〜0x05DC	IEEE802.3 CSMA/CDのフレーム長
0x05DD〜	Ethernet V2.0のフレームタイプ

32ビットのCRC演算を使用します。

Ethernet V2と同様に扱います。

次に示すどれかの条件によって受信したフレームを廃棄します。

送信フレーム長が64オクテット未満の場合，MAC副層でFCSの直前にパッドを付加します。パッドの値は不定です。