11.4.4 セキュアコピー
scpコマンドによって,本装置とSSHサーバとの間でファイルを転送できます。ftpとは異なり通信路にはSSHを利用しているため,ユーザ名,パスワード,およびファイルは暗号化されて送信され,外部に漏洩したり改ざんされたりしません。
本装置のscpコマンドによって,IPv4で接続してSSHサーバへコンフィグレーションファイルを転送する例を次の図に示します。
> scp config.txt staff@192.168.1.1:/home/staff/config/ …1 staff@192.168.1.1's password: ****** …2 config.txt 100% 4062 4.0KB/s 00:00 …3 > |
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SSHサーバ192.168.1.1へユーザstaffとして接続し,あらかじめホームディレクトリに保存したコンフィグレーションファイルconfig.txtを,/home/staff/config/配下へ転送します。
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staffのパスワードを入力します(SSHサーバに2回目以降接続するときは,クライアントユーザのホスト公開鍵データベースにホスト公開鍵が登録されているため,ホスト公開鍵の確認メッセージは表示されません)。
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ファイルが転送されます。
本装置のscpコマンドによって,IPv6で接続してSSHサーバから本装置へコンフィグレーションファイルを転送する例を次の図に示します。
> scp staff@[2001:db8::1]:/home/staff/config/config.txt . …1 staff@2001:db8::1's password: ****** …2 config.txt 100% 4062 4.0KB/s 00:00 …3 > |
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SSHサーバ2001:db8::1へユーザstaffとして接続し,サーバの/home/staff/config/配下にあるコンフィグレーションファイルconfig.txtを,本装置のカレントディレクトリへ転送します。IPv6アドレスは角括弧[ ]で囲んで入力します。
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staffのパスワードを入力します。
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ファイルが転送されます。