コンフィグレーションガイド Vol.1


9.2.6 VRFでのtelnetによるログインを許可する【SL-L3A】

〈この項の構成〉

(1) グローバルネットワークを含む全VRFからtelnetによるログインを許可する場合

[設定のポイント]

全VRFからのアクセスを許可するには,コンフィグレーションコマンドtransport inputのvrf allパラメータを設定します。このvrf allパラメータが設定されていない場合,グローバルネットワークからのアクセスだけを許可します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# line vty 0 2

    (config-line)#

    リモート運用端末から本装置へのtelnetプロトコルによるリモートアクセスを許可します。また,装置に同時にリモートログインできるユーザ数を最大3に設定します。

  2. (config-line)# transport input vrf all telnet

    (config-line)#

    グローバルネットワークを含む全VRFで,リモート運用端末から本装置へのtelnetプロトコルによるリモートアクセスを許可します。

(2) 指定VRFからtelnetによるログインを許可する場合

[設定のポイント]

指定VRFからのアクセスを許可するには,コンフィグレーションコマンドtransport inputのvrfパラメータでVRF IDを設定します。このvrfパラメータが設定されていない場合,グローバルネットワークからのアクセスだけを許可します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# line vty 0 2

    (config-line)#

    リモート運用端末から本装置へのtelnetプロトコルによるリモートアクセスを許可します。また,装置に同時にリモートログインできるユーザ数を最大3に設定します。

  2. (config-line)# transport input vrf 2 telnet

    (config-line)#

    VRF 2で,リモート運用端末から本装置へのtelnetプロトコルによるリモートアクセスを許可します。なお,グローバルネットワークは含みません。