8.2.6 スタックの再起動
オプションライセンスを追加または削除した場合や,装置またはVLANプログラムの再起動が必要なコンフィグレーションを編集した場合は,変更した内容を正しく反映するためにスタックを再起動する必要があります。
スタックを再起動するには,スタックを構成するすべてのメンバスイッチを再起動します。スタックを再起動する手順を次に示します。なお,最初のメンバスイッチを再起動してから30秒以内に,すべてのメンバスイッチを再起動してください。
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マスタスイッチにログインします。
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enableコマンドを実行して,装置管理者モードに移行します。
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show switchコマンドを実行して,現在動作しているメンバスイッチを確認します。
以降,次に示す実行結果が表示されたものとして説明します。ここでは,スイッチ番号1のマスタスイッチと,スイッチ番号2のメンバスイッチが動作していることが確認できます。
> show switch Date 20XX/10/26 11:38:56 UTC Stack status : Enable Switch No : 1 System MAC Address : 0012.e220.5101 No Switch status Model Machine ID Priority Ver 1 Master 3660-48xt4qw 0012.e220.5101 31 1 2 Backup 3660-48xt4qw 0012.e220.5102 11 1 >
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マスタスイッチ以外のメンバスイッチを再起動します。
再起動はマスタスイッチ以外のメンバスイッチから始めます。
この例ではマスタスイッチ以外にスイッチ番号2のメンバスイッチがあるので,次のコマンドを実行します。
> reload switch 2 no-dump-image -f
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次のコマンドを実行して,マスタスイッチを再起動します。
最初のメンバスイッチを再起動してからマスタスイッチを再起動するまで,30秒以内に次のコマンドを実行します。
> reload no-dump-image -f