コンフィグレーションガイド Vol.3
IPv6 PIM-SMタイマ値を次の表に示します。
表31-10 IPv6 PIM-SMタイマ値
タイマ名 内容 デフォルト値(秒) コンフィグレーションによる設定範囲(秒) 備考 Hello-Period Helloの送信周期 30 5〜3600 − Hello-Holdtime 隣接関係の保持期間 105 3.5×Hello-Period 左記計算式より算出。 Assert-Timeout Assertによる中継抑止期間 180 − − Join/Prune-Period Join/Pruneの送信周期 60 30〜3600 最大で+50%の揺らぎが生じます。 Join/Prune-Holdtime 経路情報および中継先インタフェースの保持期間 210 3.5×Join/Prune-Period 左記計算式より算出。 Deletion-Delay-Time Prune受信後のマルチキャスト中継先インタフェースの保持期間※1 1/3×Join/Prune-Holdtime 0〜300 ※2 Data-Timeout 中継エントリの保持期間 210 0(無期限),
60〜43200最大で+90秒の誤差が発生します。 Register-Supression-Timer カプセル化送信の抑止期間 60 − 最大で±30秒の揺らぎが生じます。 Probe-Time カプセル化送信の再開確認を送信する時間 5 5〜60 デフォルトの5秒ではRegister-Supression-Timerが満了する5秒前にカプセル化送信の再開確認(Null-Register)を一度だけ送信します。※3 C-RP-Adv-Period ランデブーポイント候補の通知周期 60 − − RP-Holdtime ランデブーポイント保持期間 150 2.5×C-RP-Adv-Period 左記計算式より算出。 Bootstrap-Period BSRメッセージ送信周期 60 − − Bootstrap-Timeout BSRメッセージの保持期間 130 2×Bootstrap-Period+10 左記計算式より算出。 Negative-Cache-Holdtime(PIM-SM) ネガティブキャッシュの保持期間 210 10〜3600 PIM-SSMの場合は3600秒の固定。 (凡例) −:該当しない
- 注※1
- 本タイマ値をコンフィグレーションで設定した場合は設定値を使用しますが,本中継先インタフェースに対して,最後にJoinを受信した時のPIM-Join/Pruneメッセージに含まれるJoin/Prune-Holdtimeを超えない値を中継先インタフェースの保持期間として設定します。
- 注※2
- 本タイマ値はコンフィグレーションで設定された値が優先されるため,RFC2362の規定とは異なった動作をします。ただし,コンフィグレーションで値を指定していない場合にはRFC2362の動作に準じます。
- 注※3
- 本タイマ値を10以上に設定すると,カプセル化送信の再開確認を5秒おきに複数回送信します。コンフィグレーションで値を指定していない場合には,一度だけ送信します。
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