コンフィグレーションガイド Vol.2
固定VLANモードでは,認証対象端末が認証前のときは,MACアドレステーブルに登録されず,接続されたVLAN内へ通信できない状態です。認証が成功すると,端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに登録し,VLAN内へ通信できるようになります。
本装置では認証ポートとして次のポートを設定できます。
- アクセスポート
- トランクポート
トランクポートに入ってきたTaggedフレームおよびUntaggedフレームの扱いを次に示します。
- 認証時のパケットがTaggedフレームの場合,認証成功後はVLAN Tagで示されたVLANに通信できます。
- 認証時のパケットがUntaggedフレームの場合,認証成功後はネイティブVLANに通信できます。
図8-1 トランクポートの扱い
- <この項の構成>
- (1) ローカル認証方式
- (2) RADIUS認証方式
(1) ローカル認証方式
内蔵Web認証DBを使用したローカル認証方式の構成を次の図に示します。
図8-2 固定VLANモード時のローカル認証方式の構成
- HUB経由で接続されたPCからWebブラウザを起動し,本装置にアクセスします。
- 本装置の内蔵Web認証DBに登録されたユーザ情報と,PCから入力されたユーザIDおよびパスワードとの一致を確認する認証を行います。
- 認証が成功であれば,認証成功画面をPCに表示します。
- 認証済みPCは接続されたVLANのサーバに接続できるようになります。
(2) RADIUS認証方式
RADIUSサーバを使用したRADIUS認証方式の構成を次の図に示します。
図8-3 固定VLANモード時のRADIUS認証方式の構成
- HUB経由で接続されたPCからWebブラウザを起動し,本装置にアクセスします。
- RADIUSサーバに登録されたユーザ情報と,PCから入力されたユーザIDおよびパスワードとの一致を確認する認証を行います。
- 認証が成功であれば,認証成功画面をPCに表示します。
- 認証済みPCは接続されたVLANのサーバに接続できるようになります。
All Rights Reserved, Copyright(C), 2017, 2020, ALAXALA Networks, Corp.