コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) set clockコマンドを使用する際の注意
- (2) 認証モードを変更する場合の注意
- (3) 認証ポートとMAC VLANの設定での注意
(1) set clockコマンドを使用する際の注意
認証接続時間を装置の時刻を用いて管理しているので,運用コマンドset clockで日時を変更した場合,認証接続時間に影響が出ます。
例えば,3時間後の時刻に値を変更した場合,認証接続時間が3時間経過した状態となります。また,逆に3時間前の時刻に値を変更した場合は,認証接続時間が3時間延長されます。
(2) 認証モードを変更する場合の注意
Web認証が有効な状態で認証モードを変更する,またはMAC認証が有効な状態で認証モードを変更する場合は,すべての認証対象ポートに対してコンフィグレーションコマンドshutdownを実行して認証端末が接続されていない状態にしたあと,約60秒の間隔をおいてから認証モードを変更してください。認証モードを変更したあと,すべての認証対象ポートに対してコンフィグレーションコマンドno shutdownを実行してください。
認証端末が接続されている状態で認証モードを変更した場合は,運用コマンドrestart web-authenticationまたはrestart mac-authenticationを実行して,Web認証プログラムまたはMAC認証プログラムを再起動してください。
(3) 認証ポートとMAC VLANの設定での注意
IEEE802.1X(VLAN単位認証(動的)),Web認証(ダイナミックVLANモード),およびMAC認証(ダイナミックVLANモード)で設定されている認証ポート数と,コンフィグレーションコマンドvlan <vlan id list> mac-basedの設定数との積が約1600を超えている場合,次に示す操作をすると,MAC管理プログラムの初期設定時間に伴って,認証が開始されるまでおよび認証済み端末の通信が回復するまでに時間が掛かります。
- 装置の起動
- 運用コマンドreloadの実行
- 運用コマンドcopyの実行
- 運用コマンドrestart vlanの実行
- 運用コマンドrestart vlan(mac-managerパラメータ)の実行
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